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【レビュー】想いよひとつになれ/MIRAI TICKET Aqours【音楽】

first written 2017/04/29

 

 

■前書き

 色々落ち着いたので、積んでいた3rdシングルのB面『少女以上の恋がしたい』を聞いてみた。すると、そのラスト付近の梨子、花丸、鞠莉の歌がとても良くって久々にAqoursをじっくり聴いてみたくなった。

 そして、聴いていたらこのシングルに対して「好き」という想いがあふれてきた。

 という事でまとめてみることにする。

 少し書いたところでこれを書いているが、あまりに細かすぎてマニアックなレビューになると思う。

 

 曲のレビューに移る。

 

■目次

 

想いよひとつになれ

【全体への感想】

 曲としては、アニメからのAqoursとしては珍しいアップテンポな曲で、迷いを振り切ったような王道系の力強さを感じる演奏と歌詞である。特に、サビのコーラスやギター、ピアノ、ベースの楽器陣の演奏が私の趣味にどストライクで、曲単体でもAqoursの中で1番を争うくらいに好きな曲。

 余談だが、「この曲、梨子はピアノで参加してるのか。firstライブでは本当に演奏するんじゃないか?」とか思っていたら本当にピアノの演奏が実現されて驚いた曲でもある。*1

 

 閑話休題

 上記したような曲単体の魅力にプラスして、アニメでのキャラ背景やアニメ映像、シングルジャケットの3年生の楽しそうな感じ、そして続く曲がAqours前半集大成の『MIRAI TICKET』と隙がなく、さらにファーストライブ2日目での一部始終があったので、多分これからも私の中では揺らぐことのない無敵の曲であると思う。

  

【アニメ版/シングル版のマニアックな感想】

時系列に箇条書きにする。主に全体的な所と、映像面の話になる。

 

・ピアノのフレーズに合わせてみんながピアノを打鍵する場面。

 そして、その途中の果南の表情と、最後の梨子の表情。満足気な感じがいい。
・歌いだしの後のルビィがアップになる所。手を動かす仕草がかわいい。
・1番Aメロ”ふと”の千歌
・1番Aメロ”気づ”の曜。ぴーす。
・1番Aメロ”くと 重なりあうよ”で背中ぶつけあう千歌と曜
・↑の後のピアノ
・1番Aメロ”一途に~”のところのダイヤとヨハネのロックオンと2人の声のハーモニ
・↑の後で、↑と同じフレーズをユニゾンしてるピアノとギター
・1番Aメロ”震えてる手を握って~”の部分で、手をつないで笑い合うルビィと花丸
・1番Aメロ”すれちがった後で~”の部分で、果南と鞠莉が前半シンクロしてるとこ。

・↑この最後辺りの果南の挑戦的な表情
1番Aメロ”ほらね”のところの千歌。お、大きい…
1番Aメロ”ほんとは”の部分の曜。と果南

 ここの果南は本編からは考えられない位はしゃいでる。
・”ほんとだったよ気持ちはね”の”気持ちは”のところの横向いて前向くヨハネとダイヤ

 ダイヤはそのあとに髪が跳ねるのが最高
・1番サビ前コーラス”色々あるから”の部分で曜と千歌が向かい合う所
ヨハネの謎の腕クロスしたポーズ。
・1番サビ”どこにいても”の部分で梨子(がいるであろう方向)を指さすところ
・(アニメ版限定)1番サビあとの鞠莉の狙い打ちのとこ
・(アニメ版限定)1番サビあとのダイヤ個人がアップになる所。

 一番最初のルビィと同じ振付になっているのが姉妹の繋がりを感じて良い。

・1番サビあとの”woh♪ woh♪ いつだって~♪”の部分
 ちょっと食い込み気味なのが妙なテンポの良さを醸し出していると思う。

 ”ひとつになれ”部分のハモりも綺麗。
・2番メロの裏でやたら暴れたフレーズを弾くギター
・2番の3年生の流れがアニメ版の各人の感情がこもってて好き。
 ダイヤ「近づいたり離れたりだったね」 →過去回想する感じ
 鞠莉「上手くいかなくて ずっと」   →思い返して少し後悔している感じ
 果南「伝えられないことがあったよ」  →思いを届けようとしてためらった感じ*2
・”つながってる嬉しいよ”の、”しい”の高音部分

・”向かうとしても信じてる”の後の間奏

 具体的には、”ah~♪”のコーラスとギターとピアノ

・”かけがえない日々を~”のところ。

 ここの歌詞と雰囲気が本当に好き。

・ラスサビ前のサビの半音下げ
 こういうあまり見ない試みが大好きなので挑戦心も含めて良い。
・ラスサビ”大事な夢追う時 大事な人が分かるんだ”の後のコーラス”わかるんだー♪”
・↑そのあとのコーラスすべて
・最後のピアノとツリーチャームの音


【ライブ版の感想】

 ※映像化してないので記憶にある限りなので少ない。
・歌いだし後、アップテンポに急転する部分で逢田さんがグリッサンドを弾く所
 1日目は単純に覇気がすごくて「わー」っとなっていた。
 2日目は直前のあれもあって安心した。そして同時に、声優さんたちの本気さを改めて感じて感動してたと思う。


【歌・個人別「千歌」】

(基本全部。その中でもマニアックな所だけ選出)
・歌いだし”想いよひとつになれ”と歌った後の息を吸うところ
・同じく歌いだし”待っていた”の部分。”まぁ↑っていぃたぁ”って感じが好き。
・1番サビ前の”ほらね”
 唐突なイケボ。千歌ちゃんの低音、かっこいい。

 夜空の2番といい、千歌ちゃんは急にかっこいい面を見せてくるところがとても好き

 

【歌・個人別「鞠莉」】

・2番”上手くいかなくて ずっと”の、”ずぅ↓っとぉ
 胸に秘めた想いみたいな、ちょっとした儚さが出る歌い方がとても好き。

 そして、ビブラートが気持ちいい。
・ラスサビ前”かけがえのない日々を”の、”のない”と、”を~♪” の部分
 こっちもビブラートが気持ちいい。鞠莉はビブラートマスター。

 

【歌・個人別「ルビィ」】

・ラスサビ前”つみ重ねて”
 1人だけ舌っ足らずなのがかわいい。語尾が”てぇ”となってるのもいい。


【歌・個人別「花丸」】

・2番”やっぱり 君と”
 歌声に嬉しさがあふれ出している感じがしてすごく好き。

・ラスサビ前”いまさら分かった”

 力強い。
 普段おとなしめの歌声の花丸がここだけ力強く歌っているのがいい。

 語尾のビブラートも綺麗。


MIRAI TICKET

【全体への感想】

 曲単体としては、こちらもアニメ版Aquorsでは珍しい、前向きに明るい曲で、メンバーの元気な声やのびやかなロングトーンが聴いていて楽しくなる。歌詞がとにかくプラスの言葉で満ち溢れていて、曲のテンポもいいので、自分で歌っても楽しい。
 また、ヴァイオリン*3なども加わっていたり、最後に”らららー”と全員でハミングするところがあったりと壮大な雰囲気も持ち合わせていて、ラストを飾るのにふさわしい楽曲になっている。*4
 アニメ版の映像は、サビ歌詞”光になろう”を意識したものなのか、とにかく光に溢れている。そして間奏で千歌がみんなに語り掛ける部分が追加されている。賛否あると思うが、個人的にこの千歌の部分は力強さやカリスマ性に溢れていて好きだった。

 


【アニメ版/シングル版のマニアックな感想】

時系列に箇条書きにする。主に全体的な所と、映像面の話になる。

 

・歌いだし後、間奏で鞠莉が斜めに両手をひろげてほほ笑むところ
・歌いだし後、間奏でピョンピョン跳ねてる曜ちゃん
・Aメロ”あきらめない”のところで胸に手を当てたあとにガッツポーズする花丸
・↑この後綺麗にルビィへつながる所
・↑の後のルビィちゃんの両手ガッツポーズと楽しそうな笑顔
・Aメロ”進むんだ”の後の投げキッス果南
・サビ前”We say ヨ―ソロー!”
・サビ”光になろう”の3年が写ってるところで、鞠莉が口を丸く開けてるところ
・サビ”照らしたい”で果南がウインクするところ
 果南はほんとに定期的に心を撃ち落としてくる
・サビの中の「”あふれ”→”だして”→”もっと”」の掛け合い。

・(アニメ版限定)千歌「みんな、一緒に輝こう!」
・↑の後の光に手を伸ばして歌う千歌(超かっこいい)

・ラスサビの転調
・ラスサビ”未来を照らしたい”の部分で両手を大きく回すところ。

 特にルビィが満点の笑顔がいい。

・ラスサビ”MIRAI TICKET”と歌う時の振付
・ハミング”らららーらーららー”の部分

 

【歌・個人別「千歌」】

・1番サビソロ”輝きは心から~♪”
 ここの歌い始めにこぶしをきかせている感じがあふれ出る力強さを表していていい。

 

・ラスサビ前のソロ”光になろう 未来を照らしたい 今はもう迷わない”

 この部分にいっぱいあるので分割。
  1.”なろう”の後の息を吸う所
  2.”未来を”のビブラート
  3.”照らしたい”の”てぇ”の部分の力強さ
  4.”今はもう↑”の響きわたる感じ
  5.”迷わない”の後のしゃくり(迷わないー↓ぃ↑ ←これ)*5
 堂々とした歌い上げは流石主人公と言った貫禄を醸し出していて好き。

 

【歌・個人別「ルビィ」】

・1番Aメロ”あきらめないことで”の、”ことで”で少し力んで歌ってるところ。
 ルビィちゃんの元気さが表れてて好き。

 

【歌・個人別「花丸」】

・1番Aメロ”つながった”の語尾ビブラート
 どちらかというとこぶしっぽいかな?

 花丸はこんな感じで語尾が特徴的で、同じ歌詞を複数人で歌っていてもビブラートの分だけ長い事が多い気がする。こののびやかな感じが花丸のマイペースぽさが表れていると思っていてすごく好き。*6

 

【歌・個人別「鞠莉」】

・1番Aメロ”ここへたどり着いたね”の”着↑いたね↓”と一人だけ独走してるところ
 節々で脱線するのは鞠莉らしい感じがしてとても好き。

 

【歌・個人別「曜」】

・ラスサビ”ああ やっと手にした”の”や↑”の部分
 曜ちゃんだけこの”や”のところを跳ねた感じで歌ってる。

 曜ちゃんのわんぱく分が出ていてとても好き。

 

■後書き

 見返してみると、思った以上に伝わらなそうな気がした。が、まあこれで新たな視点を得てくれる人がいるかもしれないのでそれでいいかという気になっている。 

 

 そして、客観的に見るとすごい千歌ちゃん大好きな人に見える。もちろん千歌ちゃん好きなんだけど、今回のシングルに関しては多分千歌ちゃん成分が多かったってだけな話だと思う。他の曲では他のメンバーの好きな所もいっぱいある。

 ちなみに全員好き。

 2ndシングルのセンター投票の言葉「いつだってまっすぐに、ただ前を向いて進むのだ!」で曜ちゃん好きになってから、2ndシングルで鞠莉、ルビィ、果南が好きになり、そしてユニットシングルで花丸、千歌、梨子、ダイヤ、♰ヨハネ♰と好きになってた。

 

 あと、歌詞への言及はあまりないけど、今回はキャラや映像、歌声に注目しているから少なめになっているということで。もちろん、歌詞も同じくらい大好きである。

 

 これの為に何回か見直したり、改めて深く聴いたりしてみたのだが、前には気づかなかった部分があってそういう発見というのも楽しかった。

   

 いい機会だし、この休みにアニメをもう一回見直してみようかな。 

 

*1:声優が歌って踊ってピアノ弾く時代。おそろしい。声優さんたちの努力と、あのFirstライブの感動には改めて本当に称賛の言葉しかない…。(2日目のやつはあまりにも衝撃的で以前記事にしたレベルだけれども、1日目もなかなか弾いているという事実への衝撃がすごかった)

*2:個人的に果南はアニメ版スノハレのオレンジに変わるとこの穂乃果ちゃんの表情の感じで歌っていそうと思ってる

*3:ギター、ベース、歌以外の音楽知識ゼロなので間違ってるかも

*4:まあ、多分「ラストを飾る曲として作る」が先立っていたと思う

*5:ここら辺、サニデイのソロとかなどでも、同じく主人公の穂乃果がしゃくりを入れていたので、穂乃果へのリスペクトだと勝手に思ってる

*6:思えば、キャラの方がマイペースな人たち(ヨハネ、鞠莉、花丸)は全員ビブラートが目立ってることが多い気がする

【ひとり言!】システムと人間について 2017年4月版【考察】

first written 2017/04/14

Rev2 2017/04/15 誤字訂正

■前書き

 社会について思い馳せるのが好きだ。

 別に批判したり、誰かと戦っていたり、何か信念があったりする訳ではない。

 ただ、人間が作り上げた美しく儚いものについて考えるのが好きなだけだ。

 

 そして、人間というものは、堂々巡りを続けているように思える。

 今のその考えというものを未来の自分の為に残したい。

 

■目次

 

■内容

【仮説】

 世の中は7,8割位は次のステップで進んでいると仮説を立てる。

 

1.とある目的を円滑に達成するためにシステム(ルール)などを作り上げる

2.それに従う人が出てくる。やがて、新しい世代はシステムの生まれた意味を受け継ぎ損ねていく

3.形骸化したシステムに疑問を持つ者が増え、徐々に不満がたまる。

4.あるきっかけをもとに爆発。国で言えば革命、会社で言えば人材引き抜きを伴った独立が発生する。

5.新たな人のもとで1が行われる。(ループする)

 

※今までの時代は確実な伝達手段という物がなかったため、こうなっているのではないか。そのため、確実に文字や情報を残せる電子データの存在というものは大きい。しかし、情報の是非は問われることはないのも事実。だから、情報過多の為にそれを上手く人間が扱えないのではないかという懸念もある。

 

【説明】

 人間は大体100年生きれば死ぬ。生態系的に絶滅しないためには、子供を産むことと知恵*1の伝承が必要であると思われる。

 子供を産むことはともかく、「伝承」という事について、人間はいまだ確実性というものを確立できていないと思っている。というのも、人間は人間の仕組みというものを理解できていないからだ。

 

 そして、それによって何が起きるか。

 確証はないが、世の中を上手く回すために社会には色々なシステムがある。それが形骸化する。つまり、機能はしているのだが、時代に適合する努力を忘れる。

 

 まず、ここでシステムについて私の定義を述べる。

 システムと聞いた時、それの概形を理解できていないとそれを胡散臭く感じるだろうが、私はシステムについて要はルールや手順のことであると思っている。

 例えば、運動会というシステムがある。これは「行進」「選手宣誓」「玉入れ」「応援合戦」など、決まった”手順”によって進められていき、そして例えば玉入れでは「スタートの合図から終わりの合図まで玉をかごに入れていき、数が多い方が勝ち」というルールがある。*2

 こんな感じのシステムと呼ばれるものが、会社で必要な業務ーー例えば工場のラインや営業、企画・開発などーーを大人数で回すために存在していると理解した。

 

 そして、システムの利点として「システムの生まれた意味」を理解せずとも「何かを成し遂げられる」ことがある。そして、この利点だけに頼っていると、システムの本質を忘れがちになり、システムの更新性が停滞していく。この”システムの更新性というものが停滞していく”という事を、私はシステムの形骸化と呼んでいる。

 

 そしてシステムの形骸化が起きるとどうなるか。

 なぜだかはよくわからないが、洞察力(=本質を見抜く力)を磨いた人間というのはどんな場所にも割合存在している。そして、その人が「システムがすでに効率が悪いという事」や「システム自体の目的を見失っている人」がいることに気が付き、その人を中心としてシステムに対する不満というのが募っていく。

 人間は不満が募っていくと、解消したくなるものだ。そして、不満を解消する方法と問題提起との両面から見て効果的であるのが「失敗」を追求する事。

 

 これにより、システムを考え直す流れ(空気)が出来上がる。こうなれば、大抵の人間は崩れる。そして、新しい人のもとで、新しいシステムが出来上がる。

 

 といったような流れを多分、人間は繰り返している。

 

 時たまみられる「○○社はすごい!」というのは、その時の流れの一部分「新しいシステムの立ち上げ後~安定したところ」というのを体験したことがない人がそれを見たときに生まれるセリフだと考えている。また、逆に「○○社はダメだ!」というのも「システムが形骸化している最中」を切り取っているからこそのセリフであると思う。

 

 さて、まるでシステムを悪者のように説明してきたが、ここで悪いのはあくまで「伝承できていない事」であることを強調しておく。*3現在の人間が、他の人間を伴ってある事柄を成し遂げようとするとき、そこにシステムがないと「ミスする可能性が上がる」し「効率的でない」。つまり、システムが生まれた意味というのは突きつめると、「今の人間を上手い具合に集団行動させる」ということになると考えている。

 

 だからこそ、システムは現在の人間に必要な事であり、そして、そのシステム自体は「正しい目的をもとに」、「時代に即していく形で」更新していけば続いていくとも思っている。

 だが、この更新が難しい。ある条件下での最適解というものは存在すると思う。しかし、この「ある条件下」には「時間」とか「人間」とか、常に変わり続けている要素が存在している。*4

 そして、人間は人に想いを伝えるとき、様々な手段をとる。人は自身にとってそれが有効だと思ったものを利用する。そう考えると、例えば適当に西暦を人間の起源だと定義しても、2000年以上も経っているのだから何かしらの素晴らしい伝達というのは確立されていてもおかしくない。しかし、現代、私が生きてきた人生を振り返っても、人類共通の伝達手段というのはないように思える。*5

 「共通の伝達手段」がないという前提で考えると、つまり大体あるルールについて3世代も伝言ゲームが続けば、システムの更新性は一気に落ちると思われる。*6

 

 その仮説の仮説みたいなものを積み上げてきた結果が、システムの更新が難しいとする理由だ。

 ここで「システムの更新自体をシステムに埋め込めば…」という考えが出てくるが、大抵の場合、この手順は「人間は自身にとってそれが有効だと思ったものを利用する」というものに淘汰されると思う。というもの、システムの更新というのは思った以上にしんどい作業だ。何かを作るとき何かを基にすると、誰かの意図を読み取る非常に多くの手間がかかる。システムを教えられた人間は、大体どういう目的があるかわからないのに、あるいは、目的を分かった上で「システムを更新しなくても続いている」のだと自分に言い聞かせてて、その手順を無視する。*7

 

 とまあ、こんな感じに仮説の上に仮説を積み上げてきた結果が最初のループ説である。

 

■期待と懸念

【期待】

 PCが普及し、データ容量の上限が増えていき、ネットが普及し、意見の発信が自由にできる世の中となってきつつある。これは羊毛紙で本を作っていた時代からすると、ものすごい進歩であり、基本的にこのような手軽さというのは、その分野での人のフットワークを軽くする。

 つまり、こうした思いを発信し、残し、伝達できる場というものによって、媒体ベースでの討論というものがしやすくなり、そして媒体ベースの討論というのは、口頭のそれに比べて確実性が高く、また、(このように)情報が残るという点で強みだと思っている。

 

【懸念】

 しかし、手軽になったからこそ、(このように)本当にあっているか分からない情報が溢れていく。人は私が見ている限りでは、一つの目的に対して、まっすぐに進むという事をしにくい生き物であり、前述の情報過多は致命的ともなりえると思っている。

 

■まとめ

 以上、今のところの考えだ。

 …まとまっていないが私の考えを無理やりまとめるとこういう感じだ。

 

・システムは「多くの人間を、ある目的を遂行するために行動させる」ために存在すると思っている。

・システムはきちんとした更新さえされれば、有効な道具であると思っている。 

・現代の人間の仕組み的にシステムを更新し続けていくことは不可能と思っている。だからこそ、システムは形骸化し、不満がたまり、革命などが起こる*8

・電子データとして考えを残せる事は期待できることだが、反面、情報過多を起こす原因ともなっているように感じている。そのため、必要な情報の選定が難しく、結局人間はその仕組みを上手く伝達手段として使う事は成り立たないのではないかという懸念がある。

・上記はすべて経験則であり、独善的視点での観察の結果であって、正式なデータの基に成り立たない情報である。

 

■後書き

 何度もいうが、別に何かに対して憤っているわけではない。

 そして、別に公的根拠は一切ない。

 これからの人生で色々間違えるだろうが、このタイトルに対しては本記事が私の最初の誤解となると思う。死ぬまでに、その全貌を明かせるといいね。

 

 

*1:最低限の社会ルールを指す。詳細は定義しきれていないが、例えば、言葉や社会体系みたいなものへの理解などであると思っている

*2:全然関係ないが、子供の頃は「予行演習なんて意味ない」と思っていたのだが、今考えると予行演習はシステムを回す側としても、それを実行する側としても、本番で失敗しないという観点では最適な行動のように感じる。あるいはそれも学校行事というシステムによって定められていたものなのかもしれないが。そう考えるとシステムを作ること自体は間違えではないとも思えてくる

*3:ちなみに現代の人間の仕組みが悪いとも言い切れないでいる

*4:むしろ、正確に不変の要素などない。再現できるのであればそれはタイムトラベルを実現できるという事に他ならない

*5:もしかしたら私だけ知らないのかもね

*6:またまた正確な数字はないけど(あってもあまり信じない方がいい)、伝達によるロスというのは個人的に余裕で20%位はあると思っている。成功率80%の出来事が三回成功する確率は50%位。成功率70%の出来事が三回成功する確率は35%位。そして、これに加え様々な条件というものがさらに成功率を下げてくる

*7:なぜなら、更新の手順を無視しても(それがマンツーマンなどでない限り)露見することは少ないため、直接的評価に関わる事は少ない

*8:ただし、革命も含めて誰かが管理しているシステムというのなら、私は何も言わない

【考察・レビュー】悪人/その先へ THE BACK HORN【音楽】

first written 2017/4/10

 

※もし購入しようとされる方がいるのであれば一応説明。この2曲が気に入ったのならアルバム『運命開花』を購入した方が良いと思う。というのもどちらともそのアルバムに入っているから、今更シングルというのは流石に重度のファン*1にしかおすすめできない。 私が本記事でプッシュしているMVもアルバムの方についてる。

 

■前書き

 多分、ファンになった後、THE BACK HORNの中で一番発売にわくわくしてたシングル。*2

 というのも、このシングルは『悪人』と『その先へ』の両面のシングルであり、そして、そのどちらともにMVが存在していて、公式がそのMVの一部を公開していたのだ。

 そして、『その先へ』のMVのカッコよさが半端ではなかった。

 

 久々に曲を聴いてその時の情熱を思い出したので書く。

 

■目次

 

■内容

 レビューしていく。今回はアルバムではないのであまり深い考察にはならないと思うが、私なりの考察も。多分、ずっと「ここがすごい!」と言っていると思う。

 そして『路地裏のメビウスリング』はまだよくわかっていないので例によって触れない事とする。

 

『その先へ』 菅波栄純

・レビューと考察

 『悪人』は万人受けしないのでこっちから。このシングルが発売されたときもコンビニとかでは『その先へ』の方しか流れてなかったような気がする。逆に言えば、この曲は珍しくキャッチ―な曲。

 

 はまったきっかけは映像なので、まずは映像を見てほしい。とにかくかっこいい。

 という事で公式のMV。ちょっと注意することがあって、このMVの構成はこんな感じになっている。

 ・1番(00:00~01:44)

 ・特典映像(01:45~02:38)

 ・2番サビ前から最後(02:38~)

とりあえず今回は特典映像は飛ばしていい。というか、流れが崩れるので飛ばすことを推奨する。

 

 と思ったらFULLの方も公式が公開しているらしい。ということでそちらのリンクを貼ることにする。

gyao.yahoo.co.jp

 

 

 何度でもいうが、すごくかっこいい。個人的に「これぞTHE BACK HORN」という感じがする。(どの曲でも言っている気がするけど)

 

 レビューに入る。時系列的にレビューしていく。

 

  Vo.の山田さんが火を見つめながらつぶやく歌いだし、

 "とりあえず全部ぶっ壊そう"

 もうかっこいい以外になんとも言えない。

 そして、この曲は彼ら自身の振り返りの曲でもあるらしく*3そういった意味でも、「歌いだし」、つまり「初めての言葉」がこれというのは、『人間プログラム』というおどろおどろしい名アルバムを作成した「初期衝動」を如実に表していているなあと思った。

 

 次の場面。

 "空白をにぎりしめて"

 と歌う所でそれまで火を眺めていた山田さんがちらっとこっちを見る。

 ライブやライブ映像を見ていて、常々「山田さんは眼力がすごいなあ」と思っていたのだが、ここの部分でそれが確信に変わった。まるで獰猛な獣のようなこの眼力。思わずドキッとした。

 

 この後、暗闇で燃え盛る火をバックにメンバーが演奏するシーンが入る。

 私がイメージするこのバンドというのは「暗闇の中の光」という感じがしていて、その点において燃え盛る火の中で演奏するというこの構図というのはすごくしっくりくる。

 そして、それぞれの演奏姿勢というのも特徴があっていい。

 栄純はまるで楽しさの権化みたいに暴れるし、山田さんは大地に根差している大樹のごとく雄大に静かにたたずんでいる。女将は高難易度のフレーズを鮮やかにそして妖艶に弾きあげていて、松田さんはいつも通りマイペースに楽しそう。*4

 

 そして、それに見惚れていると、急にそれまで荒々しかった音楽が静かになって、

 ”イメージは 咲く花”

 という山田さんの切なげな歌声が紡がれる。

 このバンドの曲というのは不思議なもので、同じ曲内で"人に言えないこともやった"など非道徳的な歌詞を歌ったかと思えば、このように急に優しいフレーズを歌う事もあるのだが、それら要素が上手く成立しているのだ。

 そして、その優しさというは押しつけがましいものではなく、確かに”咲く花”のようであると思う。個人的に今まではっきりしていなかった彼らの魅力というのが明文化されたような気がする歌詞である。

 

 そしてサビ。

 "鳴らせ君の声"

 この強烈なフレーズと共に、それまで静かにたたずんでいた山田さんが、その全身を使って「君の声」、つまり「自身の表現をしよう!」と訴えかけてくる。そして、”共に行こう”とこちらに手を伸ばしてくる。

 

 その強烈なメッセージ性は、"生きていく その意思を"という言葉でいったん締めくくられて、ギターの特徴的な高音と共に2番メロへ突入する。

 

 ここでは「嫉妬」、「ステージへ立つ恐怖」、「下を見て安心する自身の弱さ」。そんな苦悩を歌い上げている。 

 今でこそアルバムが出たらオリコンにランクインするのを見かけるが、基本的に非道徳的歌詞を含むことが多いので一般向けに大々的に宣伝できるTV露出、つまり「大衆に認識される機会」というのは極端に少なく、だからこそ売れなかった時期もあったと思うし、方向性とか結構真剣に向き合っていたのではないかと思う。『運命複雑骨折』とか『ペルソナ』とかの歌詞を見ると本当にそう思う。*5

 そして、そんな中を生き抜いて駆け抜けてきた彼らなりの言葉がこれだ。

 "踏み出すんだ たった一歩"

 ”俺が倒れたならば 屍を越えていくんだ 全てを今懸けよう”

 "拳は振り上げて 心を解き放て"

 

 この情熱的な言葉を歌い上げた後、四人が並んで立っている映像に切り替わる。チープな花火が打ちあがる様は、本当はシュールなはずなのだが、この適当さというのもなんだか彼ららしくって凄くエモい。

 そして、山田さんが地面を力強く指さして、

 ”始まりはいつだって ここからさ”

 と歌い上げた後、四人が彼は誰時の闇の中を歩いていく。そこから朝日が四人を照らす様は本当に「始まり」という感じがする。

 

 この後は朝日の中で疾走するかの如くラスサビを演奏していくのだが、もうそのすべてのシーンが私に熱い炎をくれる。

 特に"生きていく その意思を"で突き上げた腕を下ろしていくところとか、そのあとのドラムの音と共に全員が揺れるところとか最高にエモい。本当にこの曲はかっこよすぎる。

 

・まとめ

 個人的にTHE BACK HORNの魅力の1つ「生きる衝動、情熱」を詰め込んだかのような夢の楽曲であると思う。歌詞を見てもこれまでの楽曲で表現されていた言葉の再編*6が多くみられ、そういった意味でも彼らなりに「このバンドの魅力とは」という事を整理してまとめた一曲なんじゃないかなあと感じた。

 そして、それは私にはすごく響いた。是非一度聴いてほしい。

 

『悪人』 菅波栄純

・レビューと考察

 この曲の魅力はMVで発揮されると感じる。というのもMVを見終わった後というのは映画を一本丸々見た後のような満足感みたいなものがあるからだ。

 ちなみにこの曲も公式からMVが出ている。これも面白い感じにひねくれていて「FULLだけど無音」である。MVだけ見てもよくわからないと思うのでリンクは貼らない。

 と思っていたのだが、どうやら公式が公開しているやつがまだあった。期間限定かと思っていた。という事でリンクを貼る。

gyao.yahoo.co.jp

(余談だが、MVが正式に手に入れられるようになったのは、アルバム『運命開花』が出た後なので、それまではCD音源と映像を自分でくっつけて楽しんでいた。多分、これも彼らの狙いである気がしている)

 

 「映画を見終わった」といえば、この少し前には『光の音色』という熊谷監督とTHE BACK HORNによる映画があった。昔のMVなどを見ると、彼らは映像を使った表現というものにも挑戦しようとしている節を感じられるので、先の映画で得たノウハウを活かしての本作『悪人』が生まれたんじゃなかろうかと私は考えている。

 一応『光の音色』公式サイトを張っておく。「一応」という修飾子をつけたのは、この映画、結構ファン向けで、この映画で使われている楽曲の歌詞の流れを自分なりに掴んでおかないと面白さが分からないと思う。逆に言えば、わかる人は最初の曲が流れ出す瞬間に、もう最高に高まると思う。*7

www.hikarine.com

 

 

 話がそれた。曲の話に戻る。

 「映画を見た気分になった」という感想が出てきたのは、この曲にストーリーらしきものがあるからだ。1曲の中でここまで展開が変わるのかと驚かされるほど場面の切り替わりがある。

 そして、そのストーリーの顛末はとにかくつらい。『ファイティングマンブルース』のような世間のしがらみによるつらさではなく、自責のつらさだ。というのも、『その先へ』が"THE BACK HORNの生きる衝動をまとめた曲"であるのなら、『悪人』は"THE BACK HORNの罪悪感、後悔といった人間の弱さに向き合ったものをまとめた曲"であると思うからだ。

 カラオケで歌う事があるのだが、一発でその場の雰囲気や気持ちをやるせないものに変えるので相当な負の力を持った曲だと思う。

 

 特に”有罪”からの

 ”わかってる”

 はすごい。ここまで葛藤の感情を引き出す流れは見事としか言いようがない。

 

 映像としては、彼らが影絵となって歌詞に沿った場面に応じて色々な役を演じていたり、演奏していたりする。前半の演劇は歌詞の悲壮感さの割にコミカルなネタが多く、メイキング映像でもめちゃくちゃ楽しそうに作品を作っていたので、そのギャップがすごい。

 この系統のユーモアさ本当に好き。特にエンドロールの「THE BACK HORN」づくしにはやられた。色々と笑うしかない。個人的に演劇の中では「無敵の男」の場面と「イッっちゃった集団」のテロップの狂気さが大好き。

 

 で、サビから後半は段々とストーリー性が見えてきて、その映像に引き込まれる。

 

 演奏シーンについては、好きなシーンがたくさんあるので箇条書きにする。

・最初の無音のところから、ギターの特徴的なリフと共に栄純が暴れ狂うシーン

・4人が横に並んで演奏しているシーン(ここからも各人の特徴が分かるのでおもしろい)

・”重力よさらば”以後のシーン全て。特に山田さんのパフォーマンス

・”忘れたくないなあ”の前あたりの女将。フレーズも相まってエロい

・最後に青い幕が開けるシーン

 

・まとめ

 前述のように曲や歌詞単体では、"THE BACK HORNの罪悪感、後悔といった人間の弱さに向き合ったものをまとめた曲"となっていると思う。

 それに映像が加わると、彼らのユーモアさや、世界観へのより深い没入感を味わえる。そういった意味で、『その先へ』とはまた違った彼らの魅力というものが詰め込まれた曲であると思う。

 

 ■シングルまとめ

 映像を含めるとこれ以上ないってくらいの高評価。

 映像に関して、彼らも精神的余裕が出てきたのか、本当に楽しんで作っていたようであるし、音楽や歌詞に関しても彼らのそれまでの魅力を抽出したかのような楽曲である。そういうところから、個人的に最高傑作ともいえるんじゃないかと思ってる。

  ぜひ一度聴いてみてほしい。それではまらなくとも数か月後に聴いてみてほしい。きっとはまるから。

 

 

 

*1:B面ほしい、特典映像欲しい

*2:まあ、『リヴスコール』が出る前くらい辺りにファンになったのでちと微妙だが

*3:THE BACK HORN「悪人 / その先へ」特集 菅波栄純ソロインタビュー (3/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

*4:別に松田さんについて、手を抜いているわけではない。松田さんはいつもなんか楽しげなのだ。『戦う君よ』とか、この2番のMV見てるとシュールさを持ち合わせているのかなと思う。

*5:個人的には、売れるのはいいけど、メディア露出はあまりしてほしくない。というのも彼らは批判に対して真摯に向き合うような気がするから、疲れてしまうのではないかと思うのだ。まあ、老婆心かもしれないが…。というかそんなところも魅力に感じている自分もいるのだが…

*6:"君のポケットに残っていた"→『雨』、”踏み出すんだ たった一歩”→『ラピスラズリ』みたいな

*7:あの場面での『月光』。やっぱりそういう曲だったかと思った

【レビュー】2017年冬期にみてたアニメ4作【おもしろかった】

first written 2017/4/9

■前書き

 今期視聴していたアニメの最終回を全部見終わった。

 いやあ、素晴らしかった。基本的に私は好きなものは過剰なくらい誉める傾向があるのだけれども、それ抜きにしても素晴らしかったんじゃないかと思う。

 そして、こう、何かあふれ出る意欲がわいてきたので気まぐれにレビューしようと思う。

 

※多分、ちらっとネタバレすると思うので注意。

 

(ただ、なんとなく各タイトルを避けてレビューしたいと思ったので、タイトルを伏せてのレビューとする)*1

 

■目次

 

■1作品目

 これを書いているとき一番直近に見たアニメ。

【アニメとしての評価】

 雰囲気、音楽、アニメのヌルヌルさ、声優さんの演技など、全話を通して高水準で高品質な印象。 漫画版が原作らしいので、とりあえず1巻だけ購入*2して読んでみたが雰囲気などの再現率も中々高い印象を受ける。流石、あのアニメーション会社の作品だけある。

(一体どれだけのお金がかかっているのやらと考えるあたり、私も大人になってしまったらしい)

 

【ストーリ的な評価】

 そして、個人的に魅力だと感じているのは「色々な”あたりまえさ”について改めて見つめ直している」ところ。

 

 この作品の概要を私なりに説明すると、「まあまあ現代日本っぽい設定で、その中に人外な力を持った生物が紛れ込んできて、人間生活を営んでいく」という感じのもの。

 そしてこの作品は”人外生物が人間生活を営む点”について結構練って考えられているなあという印象を覚えた。あんまり作者さんのことに詳しくはないけど、実世界をよく観察して、その中でその設定を持ったキャラが起こしうることっていうのを常に考えている人なんじゃないかと思ってる。

 

 つまり、キャラ一人一人が非常に魅力的で、ある程度ご都合主義ながらも、その世界観というものがぶれずに進んでいる、という印象で、そして私はそういう作品がすごい好きだ。最高!

 

【その他、細かい個人的な高評価点】

・OP

 冷静に見直すとけっこう狂気の沙汰に満ちた映像。

 しかし、作品全体の雰囲気という観点から見ると、とても的確なOPであるように感じる。この狂気さが好きなら多分作品の世界観含めて好きになれると思う。

 

・ED

 「ああ、殲滅したーい!」→狂おしいほど好き

 上記もそうだが、歌詞が色々発想をくれた。人間社会を人外視点からみた気持ちというのを如実に表せているのではないか、と思う。

 絵とか雰囲気については大体OPと同様の感想。

 

・色彩が綺麗。特に各キャラの瞳の色がとても好き。
・キャラ”呪いの専門家”さん

 個人的にローテンション演技の小野さん(声優さん)の声が好きだし、語られることのない行間が好きなので、とてもドツボなキャラクターだった。特に演劇のところのノリノリさは必見。OPで彼の顔が咲くシーンもシュールでいいよね。

 てか、レトルトカレーで生きれるのか、彼…

 

・キャラ"甘い物好きなちょろい"さん

 髪の色と瞳の青色がとても好き。特に瞳に関しては「まるで宝石のよう」という言葉が似合う。常識人的ポジションに付きたいのだろうに、甘い物に一瞬でつられるとか、そんなところが好き。

 掘り下げがあんまりなされていないように見えたので、きっとこの後の物語で彼女の話がでるんだろうなあ、と思ってる。2期ェ…

 

・キャラ"酒にやられた蛇神"さん

 瞳がかっこいい。いつも細められている瞼が開眼したときの果てしない強キャラ感じが好き。

 

・キャラ”才川”

 さい(こうに)かわ(いい)さん。

 最初の高飛車な感じから始まり、あるキャラの親友的ポジションに落ち着くあたり、私の中で最高に高まる設定である。あとキャラデザが個人的にすごく好み。

 終始顔芸要員にされてしまったのが少し残念である。

 

・キャラ”こばやし”さん

 私の中の「こんな飲み友達ほしい!選手権」1位。口を開けば名言を発する。何だこのイケメンは…。

 

・キャラ”終焉帝”

 最終話に登場して、一瞬で私の心を奪っていたキャラ。

 特にここのあたりとかね。(誤字ってるのは気にしない)

 

【タグっぽい物をつけるなら】

癒し なごみ 日常 魔法 作画がよい 北欧神話? 安心して見れる

 

■2作品目

 今期、多分最も多くの人の心を射止めたアニメ。そしておそらくは、のちの伝説。

 

【アニメとしての評価】

 キャラが3Dのモデリング、背景が2Dと言った感じで、キャラと背景が別々に存在している感じのアニメ。こんな感じのアニメとかゲームとかは、なんか基本的に2Dと3Dで違和感が出る作品が多いと思っているのだが、この作品では特にそれを感じなかった。*3むしろ、「動物の特徴を表す動きを積極的に取り入れる」という方向性がうまい具合に働くいいモデリングとなっていたんじゃないかなー、と思っている。

 

【ストーリ的な評価】

 流石、長い間構想が練られていただけあって、各話それぞれで見どころがあるし、全体としてもブレてておらず、キャラも魅力的であった。そして25分内での構成「アニメ前半→謎インタビュー→アニメ後半→追跡者たちの話→次回予告(寸劇)」というのが非常にいい。

 

 各話について。それぞれで完結しているし、さらに「人間からすれば当たり前の行為」の見つめ直しを行っていて、非常におもしろかった(interesting的な意味でも)。

 ちなみに見つめ直しの方向性は1作品目と少し違っていて、あちらは「人間社会での人間の行動」、こちらは他の動物の特性と比べた時の「人間という動物そのもの」に関してであると勝手に思っている。

 例)「道具を作る」「持久力」「火を扱う」など

 

 また、オリジナルアニメである事や、いい具合に少し不思議(Sukoshi Fushigi)要素がちりばめられている事もあって、自分の中で予測したり、誰かの考えを見て「そういう観点もあるのか」という事をしたりするのが楽しかった。

 さんざん言われていると思うが、これだけ話題になったのは少なくともこの「Sukoshi Fushigi要素」や「25分内での話の構成」そして「心に響くようなセリフと声優演技」があったのは間違いないと思う。

 

【その他、細かい個人的な高評価点】

・OP

 らららーらららーおーうぇるかむとぅざじゃぱりぱー(じゃぱりぱー↗)

 「これぞアニメOP!」と思うような明るさとテンポの良さ、語感の良さを持っていて、かつ、噛めば噛むほど味が出てくる曲である。個人的に、思わず口ずさみたくなる所というのは大事であると思っているので先述しているハミング要素は重要であると思っている。

 また、歌詞がもうすこぶるいい。

 「十人十色なのかー。愛はここにあったのかー」ってなる。

 この曲をつくったおにいさん本人が公開している仮歌や、弾き語りも素敵なのでぜひ聴いてみてほしい。

 

・ED

 OPや本編の明るい調子とは一転、どこか郷愁を誘う曲になっている。本楽曲はこのアニメの為に作られたわけではないらしいが、タイトルと言い歌詞といい妙にマッチしていてよい。特に映像と歌詞はこの作品の「Sukoshi Fushigi感」をさらに引き立てているとも思う。

 

・キャラ"ジャンプ力ぅ猫"

 まさに女神さま。

 この世界の社会の掟として「自分の力で生きる事」があるのだが、彼女はそれを知らない主人公に”その力を身に着けさせようと”行動してくれる。あれこそ”教育”の理想的な形ではないかと思う。

 特に、1話後半でこけた主人公を黙って見守るときのシーンは秀逸。

 狂おしいほど好き。

 

・キャラ"ぼうし"ちゃん

 個人的に1話での内田彩さんのかすれ声がたまらなく好き。

 キャラについて。このキャラ自体、もう魅力の塊みたいなものだが、特に上げるとするのなら11話の勇姿はすごい。思わず感涙した。冷静に分析すると古典的手法であると思うのだが、だからこそ”古典的になるものは実に効果的である”と改めて実感した。

 

・キャラ"Boss"

 あのポンコツ感、たまらない。かと思ったら決める所では決めるのでやたらかっこいい。鼻声や棒読みの演技も素敵。

 

・キャラ”熱しやすく冷めやすい猫”

 飽きっぽい猫ちゃん。私がシュールなのに弱いから、キャラ付けの中で特に好きかも。中の人はEDの人というのも驚いた。

 

・キャラ"A・スリ"

 声優さんのォ↘演技よォ↗

 一発で笑って、そしていつの間にか好きになっている魔法の演技。たまらない。

 喫茶店の店主という要素も好き。

 

・キャラ"川に巣をつくる獣"

 多分、伏し目がちな表情とか声が好きなんだと思う。私の中のよくわからない何かが好きと言っている。

 個人的に地面を撫でているシーンがツボ。かわいい。

 

・キャラ"存在しないはずの蛇"

 数少ないツッコミ要員。ポケットハンドしているところとか、「なぜ彼女はそんざいしているのか」 とか、そんなところが好き。

 

・キャラ"一つ目の、のけもの達"

 この世界の唯一の明確な敵の存在である。そして、なぜ敵なのかわかっていない存在でもある。未知というものは面白いもので、例えば、本編ラスト付近で登場した黒い個体が「なぜ光の差す方向へ歩いたのか」とか考えだすと不思議と愛着がわいてくる。そして、専用BGMがかっこいい。

 一つ目なのもいい。なんか弓矢で射たくなる。

 

・唐突さ

 「アニメ中盤に挿入される動物についてのインタビュー枠」、「次回予告という名の楽屋裏のような謎の寸劇」、「バスにひかれて笑っているシーン」など、初見で「は?!」と思うような唐突さがある。この異様な感じ、にじみ出る狂気感が好き。

 

・敵っぽいヤツと遭遇した時のBGM
・公式「原作は動物」

 インタビューより→ http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1488452395

・うっちー(内田彩)づくし
・ゲスト声優がすごく豪華
・12.1話

 伝説的一手。クリエイターの神髄を見た気分。

 

【タグっぽい物をつけるなら】

動物 癒し 王道 Sukoshi_Fushigi ”自身の考察”推奨 事前検索をおすすめしない  ありがとう

 

■3作品目

 私的に待望のアニメ化作品。

【アニメとしての評価】

 1作品目と同様、雰囲気、音楽、アニメのヌルヌルさ、声優さんの演技など、全話を通して高水準で高品質な印象。原作は漫画であり、このアニメを見る前に単行本を4巻まで購入していたので、どうなるかとちょっとドキドキしていたのだが、原作にはえがかれていない場面の補間というのに関して、原作の雰囲気を壊さずに出来ている印象ですごいいいアニメ化なんじゃないかと思ってる。

 どの位違和感がないかというと、このアニメの放送中に原作を読み返したのだが、そのあとに放送される内容に既視感を覚えるほどには原作を再現できていたと感じている位。(あれ、これ前も見たっけ、ってなったけどamazonPrimeビデオの履歴を見ると見てなかった事に気づいた)

 

 特に素晴らしいのが11話後半、スピーチからの夕暮れの海辺のシーン。あそこの構成とか背景とか、構図とか色使いとか、とにかく非常に心にこみ上げてくるものがあった。多分、私も涙出していたように思える。

 (なんか11話でよく感動してるなあ、自分)

 

 前にもつぶやいたが、「原作」に”声”や”音楽”という「+α」要素が加わるのがアニメであると思っており、そして、この作品に関してはその「+α」の追加要素の分だけ原作を越えたんじゃないかと感じた。つまり、素晴らしいアニメ化だと思っているという事。

 

【ストーリ的な評価】

 原作の話と大体同じ。

 ジャンルとしては、現代日本をベースに、少し独自のファンタジー要素(亜人)を加えた「ローファンタジー青春学園もの」。

 三人称的な感じで、主人公は明確に存在しないが、あえて挙げるのならこの追加分のファンタジー要素「亜人(デミ)達」であり、それぞれその「亜人ではない人間」との間のずれである「亜人の性質」や「人間の当たり前とは何か」について向き合う事になる。(…私、「当たり前」に真摯に向き合う作品が好きなのかな?)

 こうかくと「重めの話かな」と思われるかもしれないが、そんなことはなく基本的にコメディーよりの作品。特に亜人を絡めたちょっとふざけた言葉遊びがおもしろい。

 …少しこっぱずかしいけど。 

 

【その他、細かい個人的な高評価点】

・ファンタジー要素に対する、真面目な考察

 分かる人に言えば、空想科学読本を読んでいる気分。つまり、現実にないものが現実にあると仮定して全力で考えている作品。すごい興味深いし、面白い。

 

・キャラ"先生"

 「真摯」という言葉が似合うキャラ。なにこのイケメン…(2人目)

 彼の趣味である「亜人研究」への質問「なぜそれをしているか?」について、彼の回答である「たのしい!」は名言であり、至言であると思う。

 諏訪部さんボイスもかっこいい。あの低音、耳が幸せになる。

 

・キャラ"吸血鬼"ちゃん

 基本的におバカキャラなんだけど、大体の物語のキーパーソンとなっているあたり、なんか侮れない感がでていて好き。

 シャーペン二本差しは策士。

 

・キャラ"デュラハン"ちゃん

 いわゆる謙遜的な秀才キャラで、特にその利点を大いに活かした11話の「演説」が非常に素晴らしい。あれは名演の1つ。普通に感動した。

 あと有言実行なとこも好き。

 

・キャラ”雪女”ちゃん

 9話での「くそぅ、よくもふたりをー。かなしいよぉー(棒読み)」は迷演。既刊にはなかった部分なので、その衝撃にめちゃくちゃ笑った記憶がある。

 キャラ的に控えめな女の子的立ち位置であるはずなのに…。彼女はおもしろい。

 

・キャラ"サキュバス”先生

 心の中のツッコミが見事。あれほど素晴らしいセルフツッコミはそうそう見ない気がする。そして、原作絵では「私の趣味じゃないのかなあ」とか思っていたのだが、アニメ9話と12話の作画を見て印象が大きく変わった。eroi!

 眼鏡外して可愛くなる系キャラで唯一本当にその現象を味わったかもしれない。

 多分、それはエフェクトとか色とか動作とか色々要因があるのだろうけど言いたいことはただ1つ。Good job!

 

・先生と刑事の会話シーンがかっこよすぎる。吹き替え映画かなと思うレベル。

 

【タグっぽい物をつけるなら】

青春 こっぱずかしい なごみ ローファンタジー ファンタジー要素への真面目な考察 風景が綺麗

 

■4作品目

 最後は幼女。基本だね。

 

【アニメとしての評価】

 こちらも前述した作品と同様、雰囲気、音楽、アニメのヌルヌルさ、声優さんの演技など、全話を通して高水準で高品質な印象であった。

 

 のだが…

 さらに求めるのであれば、このアニメは書籍版を読み込んでから見てみると面白いと思う。

 というのも、正直この作品のおもしろさは書籍を読んで、そして、そこで述べられている歴史上の事実についてある程度知識を持ったうえで初めて理解できると思う。

 なぜそう思うのかというと、原作に当たる部分の作品の情報量がとても多いのだ。

 「アニメ化で色々省略しているのに、書籍版の3巻の序盤までしか進まなかった」といえばその膨大さが分かるかもしれない。

 

 閑話休題

 でさらに、私が電子書籍版を読んで気づいた魅力というのは2つあって、そのうち1つが「歴史上の出来事、あるいは存在していた人物への茶化への面白さ」であるのだが、この部分がアニメに描画されていないのだ。(私が思うに、おそらくは世間的事情で)

 

 とまあ、少し厳しめの事を言ったが、もう一つの魅力である「考えている事と真逆の方向へ全力疾走していく面白さ」というのを味わう事が出来たし、何より文章ではわからなかった臨場感というものが味わえたので、私みたいに途中で書籍版に入った人はかなり楽しめたんじゃないかなーと思う。

 

 でアニメ化での最大の功績の1つとして賛辞を送りたいのは公式サイトで1週間だけ公開されていた「ミニアニメ」

 本作の本編は、戦争ものと言うだけあって、かなりヘビーな内容やシリアスな展開が続いたりするのだが、基本的にそういった戦争ものに付随する要素として「戦友とのコミカルな会話」がある(と私は思っている)

 この要素は本編でもあるといえばあるのだが、まあ少ない。

 そしてその要素だけを取り出したのが「ミニアニメ」である。さらにここではアニメ本編ではあまり描かれない主人公の(コミカル方面での)心理描写なんかも伺えたりするので、本編を見た後にあわせてみることを推奨する。

 

【ストーリ的な評価】

 まず初めに。色々な媒体で展開されているのだが、各媒体によって設定が微妙に違う。ここでは主にアニメ版の話をする。

 

 (私も本作を知ってから勉強したことがほとんどなのだが)

 おそらくWW1直前位の時代や国をベースに、魔法というスパイスと、なんか超常的な人たちとかのファンタジー要素を加えた戦記もの。なので多分、ローファンタジーのくくりであるはず。

 で、さらにそこへ、Web小説で一時期流行した要素「TS*4転生」と「知識チート(WW2など)」を加えた作品である。珍しいのは、TSや転生ものの王道である要素が本作ではあえて無視されている点。しかし、妙にしっくりきている。本来なら10歳くらいの幼子が敬礼されている図はコメディ的要素として捉えると色々と笑えるはずなのだが…。

 

 それで、前述した要素から展開されるアニメ版のストーリーは、先に述べたように、主人公が望む方向へと行かないなど「笑いのおもしろさ」と、歴史的背景の要素を見ることができる「興味がわくおもしろさ」の2つがある。

 書籍版になると、さらに具体的事例が追加されるので、戦史や歴史を好きになりたい人にはとっかかりとしていいかもしれない。(私は色々と興味が出た)

 

【その他、細かい個人的な高評価点】

・OP

 女性歌手のノイジーな歌い方とかあんまり聞いたことがなかったので新鮮に感じる。すごい好きな歌い方。

 そして、映像と音楽の融合が見事。

 個人的に

 「音と共に瞳が小さくなる(=怒りが芽生えていく)シーン」

 「大隊のメンバーが敬礼しているシーン」

 「くるみ割り機を撃つシーン」

 「主人公だけ加速して画面に接近してくるシーン」

 「参謀メンバーが紹介されるシーン」

 「帝国軍・共和国軍のキャラが紹介されるシーン」

 「協商連合の大佐が主人公を睨むシーン」

 が好き。

 つまり、全部好きという事。

 

・ED

 2曲ある。

 1曲目は悠木さんが歌っており、途中で挿入される特徴的なセリフなどによって鼓舞されるというか、なんというか、そんな感じで暗く盛り上がっていくのが好き。そして、映像の書籍版イラストを担当している篠月さんのイラストもいい。特に5巻の表紙はかっこいい。

 2曲目は新菜さんという方が歌っている。本作で初めて認識した。OPやED1、本編の荒々しさからは想像が付かないバラード調であるが、しかし、戦場の中で希望を語るような歌詞やそれを切なく歌い上げる新菜さんの歌声、そして哀愁漂うアコギがいい感じにマッチしている。私があの世界にいたら、あの出来事が全て過去となった後の平和の中で落ち着いて聞きたい曲。とてもいい。

 

・全体的に声優さんが豪華
・キャラ"幼女"

 かわいい。

 一見非情ともとれる合理的な思考や思ったようにいかないところも含めて。

 全話を通して悠木さんの演技が光る。素晴らしい。

 

・キャラ"めがね中佐"

 声優は三木さん。苦労人。

 前述したように主人公は知識的な面で”その先”の時代を生きた人なので、この時代の人からしたら「非情なやばい奴」に見える。しかし、その主人公の意見を彼の上司は有用だと判断するため、その時代での常識的見識を持つ彼は苦労している。その常識的な視点が好き。

 

・キャラ"准将"

 声優は芳忠さん。その声同様に全体的にひょうひょうとした調子で合理的作戦を練り上げる。10話では思わず常に細められている目が開眼するほど喜ぶお茶目な場面もある。すごいかわいい。

 

・キャラ"マイペース少尉"

 腐ったジャガイモを食べても平気な人。

 あと寝言で爆撃しようとする。めっちゃかわいい。ほっぺぷにぷにしたい。

 私的には、主人公とか”准将"さんとか含めても、この作品で一番すごい人なんじゃないかと思っている。器でかすぎ。

 文句もあんまり言わず淡々とあの高難易度の任務をこなしていく様は、後述する"真面目中尉"と並んでダブル主人公のように見える。

 

・キャラ"真面目中尉"

 初の戦闘で、マニュアルに沿った行動を取ったら、その行動を主人公から「地上からのうん百m離れた空中で、地上からの鉄砲の玉を恐れた」と取られて怒られた人。不憫。

 前述からわかるようにマニュアルをしっかりと覚えている「秀才」。実際、先の件を不問にされた後は、自分で考え臨機応変に対応する事も出来るようになっており、かなり優秀な働きをしているように見える。

 この時代の標準的人間の感じがとてもいい。

 

・キャラ"MAD科学者”

 声優さんがあの少佐殿の人。流石、こういうキャラはしっくりくる。

 天才科学者のステレオタイプなキャラ。主人公との意見の食い違いはブラックな面白さがある。誰かモデルでもいるのだろうか。

 

【タグっぽい物をつけるなら】

戦記 魔法 シカゴ学派 人間万事塞翁が馬 書籍読破後の再視聴推奨

 

■あとがき

 4作ともすごく面白かった。少なくとも9時間ほどこの記事を書き続けるほどの情熱は頂けた。

 そして、気づきとしてこうしてまとめてみると作品の素晴らしさの再確認出来るなあと思うとおもに、自身の中でも面白いこともあって、例えば、今の私はどうやら「当たり前」に真摯に向き合う作品が好きである傾向が強いという事が見えてきた。

 別に特に何になるわけでもないが、この記事を読んで興味を持ってくれたら幸いである。

 

 

 

 

*1:どこまで人名など避けて表せるかという、縛りプレイ文章の訓練の一環

*2:とりあえずなのは今の財布の事情。ゆくゆくは還元予定

*3:多分、1話を何回か見てるせいで麻痺してるのもある

*4:Trance Sexual。性転換

【レビュー】マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜PORTABLE+(アトリエシリーズ A9)【ゲーム】

first written 2017/4/2

 

マナケミア ~学園の錬金術士たち~ ポータブルプラス(通常版)

マナケミア ~学園の錬金術士たち~ ポータブルプラス(通常版)

 

 

■前書き

 これをプレイするまで色々なゲームをやってきたが、このゲームが私をさらに深くゲーマーへの道へと引きずりこんでくれたと思う。

 というのもこのゲームをプレイして、初めて「戦闘システム」*1というものに興味を持つようになったし、声優とキャラとの融和性というものがシナリオに与えてくれる影響の大きさというのも実感した。

 

 私の原点に立ち返るという意味でも、作品へ魅力を感じた事をまとめていきたいと思う。

 

■目次

 

■レビュー

【良かったところ】

・声優

 私からすると超豪華。声を聴くだけでも中々幸せだった。

 台詞が多いキャラを担当している人をあげると、

 石田彰さん、大塚明夫さん*2沢城みゆきさん、野川さくらさん、宮崎羽衣さん、チョーさん、堀内賢雄さん、岸尾だいすけさん、真殿光昭さん、野中藍さん…

 こんな感じにすごいことになっている。

 個人的にツボだったのは、大塚さんの配役。何と猫である。渋い声の猫とかいうものが最高だった。

 

・戦闘システム

マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜 - Wikipedia

 Wikiによると、ACCB(アクティブタイムコストカードバー)とか言うシステムらしい。正直、これでは何もわからないと思うので、私なりの説明を行う。(多分、それでもやってみないと分からない)

 まず、画面であるが基本的にFFのようなサイドビューになっている。

 そして、特徴的であるのが行動システム。DQのような完全ターンせいではないし、FFのようにコマンドを選んでいるうちに戦闘が進んでいくようなものではない。その中間あたりのシステム。多分、TRPGの戦闘システムが一番近い。

 説明すると、キャラクターごとに行動順というのが決まっていて、その行動順は最初は素早さなどのステータスで決まる。そして行動順は敵を含め、画面上部に表示されている。

 で、行動ごとにそのウェイト(待ち時間)というのが変わってきていて*3、戦闘が始まると行動順がばらけてくる。

 

 とまあ、こんな感じなのだが…。多分、中盤のプレイ動画とかを見てもらった方が早いと思う。

 

 そして、私がこの戦闘システムに魅力を感じているのは「戦略を立てる楽しさ」だ。

 (いいとこ1つ目)

 先ほども言ったように、味方キャラクターの行動によって敵の状態が変わる。

 つまり例えば下記順番でターンが回るとする。

 1 味方A

 2 敵A

 3 味方B

 4 味方C

 5 敵B

 この状況下で、さらに敵Bが「味方全員で攻撃したら倒せる」とすると、行動順の早い敵Aをあえて無視して敵Bを倒すことにより、敵Bが行動して起きたであろう被害を抑えることができる。*4

 つまり「いかに敵をいかに行動させないで(または行動させて)、勝利をつかみ取るか」という駆け引きが楽しめるのだ。*5

 

 いいとこ2つ目。

 仲間と交代するシステム。

 交代の仕方は3通りある。

  ・単純に「交代」コマンドで入れ替わる

  ・こちらが攻撃を加えた後に、追撃して入れ替わる

  ・相手の攻撃対象となっている味方の代わりに攻撃を受ける形(防御)で入れ替わる

 何にそんなにメリットを感じているかというと、

 「パッシブスキルの中に、控えにいるときにSPが回復するものがある。それにより、いちいち休憩場所に戻ることなく探索が継続できる事」

 「追撃、防御によってさらに戦闘の爽快さが増している事」

 

 唯一不満があるとすれば、この戦闘システムは6人そろう事によって初めて爽快さなどのメリットが目立つようになるため、序盤のうちは魅力が分からないまま投げ出してしまう人もいそうだなあと思う事。

 

・BGM全般

 ほんとすごい良い。戦闘BGMもそうだしフィールドBGMも不思議な世界観とマッチしていて没入館というものをより深めてくれる。

 例を挙げるとみんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwikiというのに過去ランクインしことのある『Nefertiti』を始め、『Splendid Force』、『Repulsion』とただでさえ楽しい戦闘をさらに盛り上げてくれる楽曲たちに、『風の宴』、『叡智眠りし館』と情景にマッチしたフィールドBGMととにかく素晴らしい。

 

・キャラクター

 個人的にヴェイン(主人公)、サルファ、アンナ、ロクシス、トニ、レーネが好き。

 逆にそれ以外は、アトリエの例の伝統に漏れず、電波系キャラ的一面を潜めているので人を選ぶと思う。私はギリギリ好き位。声優はいいんだけどなぁ。特に今回はアトリエシリーズ通したの中でも電波Top5位には入るんじゃないかと思うキャラがいる。 

  まあ、それはおいておくとして、好きなキャラクターとその好きなとこを紹介する。

 

・ヴェイン

 石田彰ボイス(重要)

 なんか剣のデザインがめっちゃ中二心をくすぐる。かっこいい。

 やると分かるが、ゲーム内でのほぼ唯一の良心。EDまでやれば、キャラクターの背景も相まって自然と好きになると思う。

 

・サルファ

 スネーク声の猫(超重要)

 主人公の保護者的立場もあって、諭すようなセリフが多く、もうかっこよすぎる。PS2版だと「ニャー」しか言わないから絶対にPSP版。

 

・アンナ

 飛び級設定なので、小柄な体格なのであるが、その体長をゆうに超えてくる日本刀らしきものを持っている所がまず最大のポイント。そして、同級生ではなく、後輩。それもいい。

 幻のマナ(幻属性の魔法みたいなもの)が使えて居合を修めている設定なので、戦闘におけるスキルがやたらかっこいい。(上手くすれば『字無・次元断裂』というスキルで「ずっと俺のターン」状態にもできるので使い勝手もいい)

 私は真面目キャラは中々好きなので、それもあるのかも。注意されるときの声もかわいい。

 

・ロクシス

 主人公のライバル的立ち位置の人。いわゆるツンデレに一番近い人。*6

 個人的にいいと思っているのは、「才能がないから努力でどうにかする秀才」的性格。(ちょっとネタバレなので薄くします↓)

 特に「才能がない人は見えない風の回廊を、見えないままに突破してこの学園に入園した」とか言う来歴がすごい。というのもこの学園「マナケミア」は遥か上空にあるので、現実で言えば「見えない吊り橋を渡る」くらいのバカげた所業だ。

(ここまで↑)

 あとカードで戦う所とか裸エプロン先輩に煽られそうな感じが好き。

 

・トニ/レーネ

 なんか中盤までやたら絡んでくる先輩たち。どっちも声が良いし、2人の掛け合いも面白い。トニは圧倒的小物臭が好き。レーネは色々言う割にトニを見守ってるし、野中さんの「すれてる女子学生」の演技が好き。

(続編で多分夫婦になってるぽい所もいい。でも、なぜレーネは続編で出なかったのだ…)

 

・ドット

 このゲームは操作するときは2Dドットで構成されたキャラを動かして、会話などは別途用意された立ち絵で進行していく形をとっている。

 個人的に想像力が働かせれるという意味でドットは大好きなので、動かすキャラが2Dのドットなのがすごい嬉しい。

 別に専門ではないが、戦闘時のドットとか凝ってると思うし、そういった意味で魅力の一つ。

 

・ジャンプ機能

 ジャンプ機能があると無駄にジャンプしたい派なので、2Dのフィールドを縦横無尽に2Dのままジャンプしまくれるのがいい。

 

・フィールドでの敵NPCの動きのデザイン

 このゲーム、シンボルエンカウントなのだが、フィールドでの敵の動きが面白い。

 「特に夜は敵が活発になる」という設定なのだが、その時の敵NPCの動きはもう吹っ切れたようなスピードで走り回る*7ので、見てるのも楽しいし、それをどうにか避けようとするのも楽しい。

 これを考えた人と採用した人はすごい。

 

【悪かったところ】

・キャラクター

 前述したように、キャラが自由だし、反応がリアル*8過ぎて、人によってはイラッとすると思う。アトリエっぽいといえばぽいのだが…。それを許容出来るかでEDまで走ることができるかが決まると思う。

 

・ロードが長い

 特に今のコンシューマ機でプレイしているとそれが顕著に感じるかも。だから、今の時代に薦めてもこれが原因で挫折する人もいそう。

 

(・OP詐欺

 全体を通してこんなシリアスではなかった…と思う。マナケミア2も一度も見たことないドラゴンと戦ってるシーンとかあるからそういうコンセプトなのだろうか)

 

■まとめ

 ・戦闘システムが爽快で、かつ考えるの楽しい!

 ・声優が豪華。

 ・世界観とマッチするBGMも最高!

 ・ロード長いのと、電波キャラが人によって合わないかも。

 

 

■あとがき

・プレイしたときが2012年とかそのあたりだから、その時を思い出してのレビュー。今やったらどうだろう。多分、戦闘や声優に関しては今も好きだと思う。

 

・ちなみに「ロロナのアトリエ」が原点回帰とか言われていたのは、イリスシリーズとマナケミアシリーズがアトリエの中では異色であるからだと思う。そういった意味で、ロロナやマリー/エリーのアトリエ感を想像している人たちからするとちょっととっつきにくいかも。

 ちなみに私はどちらも好き。

 

・しかし2008年発売のゲームを今更…。この時代錯誤感ね。

 

*1:ちなみにシステム自体は『イリスのアトリエ~グランファンタズム~』初出。だけど、こっち側の方を最初にプレイしたからこっちで強烈な印象を持つようになった

*2:但しPSP版のみなので、だからこそPSP版を強く進める

*3:さらにいうと戦闘中に「行動遅延」などを持ったスキルを使う事もある

*4:さらに言うと、味方Aがスキルによって敵Aの行動順を遅くすることができるなら、場合によっては完封も狙える

*5:もともと『トルネコの不思議なダンジョン』のような、「自分の行動によって、次の展開が変わる」ようなじっくりと考えながら闘うのが好きであるので、好きになったのだと思う。そういう人ははまるかも

*6:ただし主人公もロクシスも男。アトリエ系は、パッケージを見ると”萌え”を目指していそうなのに、個人的には男キャラとかの魅力の方がすごいと感じる。私はそれがすきなのでいいんだけど

*7:自作ゲームかな、と思うくらい吹っ切れてる。もはや瞬間移動

*8:特にゼップルは許さん

【創作】創作物まとめページ

first written 2017/4/1

 

 創作物まとめページ

 

【オリジナル】

■旅館シリーズ(予定)

・概要

 とある山中にある旅館『黄昏の宿』。そこへ、ふらっと記憶喪失気味の主人公が訪れた。しかし、不思議な事にこの旅館に泊まる対価として求められたのは金銭ではなく主人公の作品たちだった。 

 旅館『黄昏の宿』に集う個性あふれる人々との交流をえがくドタバタコメディー(の予定)

 

・リンク

 プロローグ『玄関』

 

 

 

 

【自作小説】『玄関』【旅館シリーズ】

 草葉をかき分け、枯れ葉に沈む足を進める。
 いつ頃始まったのかは覚えていない。いつ頃終わるのかもわからない。自分が何者なのかさえ覚えてもいない。ただ、歩いているうちに「随分と深いところまできたものだ」と思った。
 不思議と疲れを感じなかった。いや、頭の中に突然その「疲れ」という概念が出てきたから反射的にそう思っただけで、「疲れ」という事がどういう状態を指している意味なのか分かっていないがした。
 歩いていくうちに景色が暗くなったり明るくなったりというのを繰り返していることに気が付く。確か、明るくなって暗くなることを1日と呼んでいた気がした。1日のうち、暗い時間帯はなんだか不安だった。だからその時間は足が自然と早くなった。

 

 やがて、人が通っているような跡がついている道へと出る。どちらもその行方は見えず、見える限りでは、左はまっすぐと道が続いており、右は曲がりくねっているようだった。

 「道の形が違うのだな」ということは分かったが、しかし、その違いが私の中に決定づける理由という事にはなっていなかった。そのため左右のどちらへ進むか迷ってしまう。幸い、道には棒があった。それを手に取り、地面に垂直に立てると手を離す。棒は左側の道の方に倒れたため、左側に進むことにした。

 こんなことで決めていいのかと自嘲気味に笑ったが、どこかから「決定権は自分が握っているのだからそれでいい」という声が聞こえたような気がした。女性の声だったと思う。歳は分からないが、老婆というわけではなかった。なぜだか聞き覚えがあり、少しだけ「懐かしい」という感情が浮かび上がってきた。しかし、私の記憶にその女の記憶はない。感情だけが宙に浮いている不思議な状況であった。
 
 道なりにしばらく歩いていくと遠くに煙が見えてきた。誰かいるのかもしれない。久々の人との出会いに気持ちがはやるのを抑えきれず、思わず小走りになる。はて、以前の私は人が好きだったのだろうか。
 
 山中に続いていた道の先に現れたそれは、大きな屋敷であった。玄関と思われる引き戸の上に『黄昏の宿』と書いてある。唐突に「旅館」という言葉が浮かんできた。そして、この宿を一言で表すならその言葉以外にはないだろうと思った。

 

 建物の玄関に立ち、引き戸を開ける。落ち着いた雰囲気の入り口であった。

 
「いらっしゃいませ!お客さん、初めて見る顔だねー。宿泊されますかー?」
 
 そう声を掛けてきたのは、カウンターの向こうにいる水色の髪をした女性であった。そばにはーー食べてようとしていたのだろうかーーまんじゅうが置かれていた。彼女は薄い桜色に染まった綺麗な着物を着ていた。特に柄はなく、ただ上品に美しい。近くに寄るまでは気が付かなかったが、下にいくほど色が濃くなるデザインをしている。少し面白く感じた。
 
「美しいな」

「あはは、よく言われますー」
 
 思わず口に出してしまった言葉に、女性は快活に笑いとばしてみせる。着物ばかりに見惚れていたが、彼女の顔立ちは言葉の通り、ある種の尊敬を抱くほど確かに美しかった。しかし、こうじろじろと見るのは失礼だな。彼女は気にしないようであったが、今後は少し気をつけよう。
 
「それで、どうされますかー?」

「ああ、そうだったな。では泊まらせてもらうとする」

 そういってから、こういった場所では金銭が必要だと思い出した。幾日もの間歩き通していたものだから忘れてしまっていたのか。いくら持っていたか確かめようとしたが、しかし、そこで金を一銭も持っていないことに気が付いた。
 
「あ、何泊してもらってもお金は頂きませんよー。そういう場所なので!」
 
 そういう場所が果たしてあっただろうか。考えたこともなかったので、少し考える。

 先ほどのこの女性の発言は、恐らく私の行動を察したからこその言葉だろう。つまり「私と同じく”宿に泊まることに金銭が必要な国の人間”がこの宿に訪れることは度々あって、そうした人たちは総じて私と同じような反応をした」とも考えられる。そうすると女性がそういう思考に至った事は自然と思えた。国や文化は色々ある。事実は小説よりも奇なり。偏見をなくすと、なるほど確かにそういう文化圏の国なのかもしれないと思った。知らない道を歩いてきたのだ。知らない国にたどり着くこともあるだろう。女性も承諾している事であるし、それについては考えないことにした。
 しかし、ルールとしてはそれでよいのかもしれないが、私の中の何かが対価を支払わないことに気後れしてしまっていた。その私の様子から、またこちらの心情を察したのか、女性は少し悪戯っぽい笑みを浮かべて言う。
 
「まあ実は対価がないわけじゃないです。お客さんの場合はー、うーんそうだなあ。…わたし、創作大好きなんです。だから、お客さんの作品を見せてくれるってのはどうですかー?見たところ、画家さんか小説家さんっぽいし!」
 
 どこからその考えにたどり着いたのか。私は不思議に思って彼女の視線の先を追う。どうやら背負っていた鞄に答えがありそうだ。しかし、いつの間にこんなものを持っていたのだろう。先ほどからこういう事ばかりだ。記憶喪失というものなのかもしれない。

 下ろして確認してみると確かに鞄のポケットから筆らしきものが見えていた。鞄の中身を確認してみると、どうやら小説家と画家、両方であるらしいことが分かった。中身をみて、なぜだかそこだけは明確に思い出せた。とすると、自分の作品は手元にあり、そして自身にも作品をつくりだす能力というのはあるという事だろう。後者は記憶が不確かな今、少し微妙であったが、前者は幸いに完結しているものがいくつかあるようだった。

 あとは「自身の作品を見せることを対価とする事について私がどう思っているか」であるが、しかしそれは不思議と自分の中で調和がとれる答えであった。


 …ここまでしてからやっと「人前で鞄を漁るというのはどうだろうか」という思考がどこかから湧き出てくる。だが、別段女性は気にしていない様子である。これには少し違和感を覚えたが、まあどうでもいい気もした。
 
「よしわかった。この旅館にいる間は私の作品を好きに使ってくれて結構だ。それに、そうだな。せっかくだから、この旅館にいる間は寄贈するための作品を幾つかかきあげよう」

「わあ!それは素敵なアイデアです!ぜひお願いします、先生」

「はは、先生とはすこし照れるな。ええと…」

 そこでまだ自己紹介もしていないのを思い出す。こういう時は自身の名前を言うのはマナーという事を思い出した。自分の名前…。そういえば先ほど鞄の中を見たとき、アゾトという名前が書籍の表紙に書いてあった。自分の名前はきっとそれだろう。
 
「アゾトだ。これからしばらく世話になる」

「ディアだよ。よろしくねー、アゾト先生!」

 そういう女性の笑顔は素敵だった。
 その喜ぶ姿を見て、唐突に天啓を受けた気分になった。「間接的に」ではあるが、今の話の流れというのは”私の作品が人を喜ばせることとなった”とも捉えることができる。それを理解したときの私の感情は、心に一陣の風が吹き抜けていくようなとてもいい気分であった。人の為になるということはかくも素晴らしいのか。

 私が今持っている作品を書いていた理由は覚えていないが、もしかしたらこのように誰かを喜ばせたいという所から始まったのではないか。そんな気がした。