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【日記】想いよひとつになれー2日のとある出来事ー【Aqours1st lovelive! 】

想いよひとつになれ

ピアノの旋律が綺麗なAqoursの楽曲の一つであり、そしてその曲は桜内梨子演じる逢田梨香子さんがピアノを演奏するという趣旨の曲だった。

 

1日目はつたないながらも完奏させ、その後のMCではやり遂げた後の興奮感を纏いながらも梨子ちゃんの気持ちがわかったという言葉を口にしていた。実際、見ている側としても初ライブでギターをかき鳴らすような必死さを感じたし、会場だけでも1万人越えというプレッシャーは恐ろしいものだろうと推測できる。

なまじライブをやったことがある身としても、彼女は本当にすごいなと思ったものだ。

 

そして、今日、2日目。
昨日と同じように千歌役の伊波杏樹さんと渡辺曜役の斎藤朱夏さんとアイコンタクトをして、ピアノへ向かう。

 

想いよひとつになれ」の音楽が始まり、イントロを伸び伸びとした声で千歌が歌いだし、この曲の肝であるピアノ演奏部分へと差し掛かった時、それは起こった。

ここでは梨子のピアノの音と共にAqoursメンバーがそれぞれピアノを弾くような振付をするところだった。
しかし、最初の音がハズレ、そして次の音は奏でられなかった。
困惑する演者と、ピアノの音が足りない音楽が、場違いなほどに会場に響き、やがて鳴りやむ。

皆が壇上を見る。そこには逢田梨香子さんが責任感に押しつぶされ、いまにも泣き出しそうな顔をステージへ向けていた。

突然の事態に開場が混乱する。
しかし、伊波さんを含めた数人がすぐに逢田さんへと駈け寄り、肩から嗚咽する逢田さんを囲み、落ち着かせるように明るい声で大丈夫だよと励ましたり、タオルや水による補給を整えたりとみなが奔走する。

 

「大丈夫、もう一回しよ?」

 

その中で伊波さんの千歌ちゃんを思わせる明るく前向きな声が記憶に残った。なんとなく8話で0票という現実に泣いてしまった千歌ちゃんを励ます梨子ちゃんのイメージが湧いてきた。状況は違うが、それは千歌ちゃんの恩返しだと思った。

 

そして次第に客席が梨子ちゃんのカラーである桜色へと染まっていき、どこからか頑張れという声が生まれ、会場に伝番していき、やがて逢田梨香子さんの愛称である「りきゃこ」コールが会場中に湧き起こる。
この空間だけかもしれないが、ラブライブ愛する人達は愛にあふれているなと思った。どこか寛容なその雰囲気がもたらされる。

 

やがてAqoursメンバーは逢田さんが落ち着いたのをみて、心配をしながらも、しっかりとそれぞれの立ち位置に戻っていく。ライブビューイングでは、暗転する前に一瞬伊波さんの顔が見えたのだが、その顔は「りきゃこなら大丈夫だよ」と言わんばかりに仲間を信じている顔であったと思う。

 

そして、曲の用意のために完全に暗転する。

コールがやみ、ライブビューイングからでも分かるようなピリピリとした緊張感が会場全体に広がる。

 

物音1つ立ててはいけないような緊張感だった。

 

イントロが始まり伊波さんの透き通る声が響き渡って、先のピアノのシーンへ。
Aqoursのメンバーが空想のピアノを弾くと共に、綺麗な旋律の音が聞こえる。
そして、すべてのメンバーが鍵盤をたたいたとき、豪快なグリッサンドとともにアップテンポな曲が始まった!

ミスが多少目立ったがそんなことはこの達成した熱気の前では意味がなく、各々のサイリウムが音楽を彩っていた。
最後、再び冒頭と同じリズムを奏で、そして最後の1音を打鍵する。彼女の指先は肩から震えていたがしっかりと心に響く1音が空気をふるわせた。

 

想いよひとつになれ

この曲名は、この瞬間のAqours、そして応援するみんなの為にあるような曲名だと思った。

人生はいくつもの素晴らしい瞬間に出会うためにある。その一つはまさにこの瞬間だった。