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【レビュー】マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜PORTABLE+(アトリエシリーズ A9)【ゲーム】

first written 2017/4/2

 

マナケミア ~学園の錬金術士たち~ ポータブルプラス(通常版)

マナケミア ~学園の錬金術士たち~ ポータブルプラス(通常版)

 

 

■前書き

 これをプレイするまで色々なゲームをやってきたが、このゲームが私をさらに深くゲーマーへの道へと引きずりこんでくれたと思う。

 というのもこのゲームをプレイして、初めて「戦闘システム」*1というものに興味を持つようになったし、声優とキャラとの融和性というものがシナリオに与えてくれる影響の大きさというのも実感した。

 

 私の原点に立ち返るという意味でも、作品へ魅力を感じた事をまとめていきたいと思う。

 

■目次

 

■レビュー

【良かったところ】

・声優

 私からすると超豪華。声を聴くだけでも中々幸せだった。

 台詞が多いキャラを担当している人をあげると、

 石田彰さん、大塚明夫さん*2沢城みゆきさん、野川さくらさん、宮崎羽衣さん、チョーさん、堀内賢雄さん、岸尾だいすけさん、真殿光昭さん、野中藍さん…

 こんな感じにすごいことになっている。

 個人的にツボだったのは、大塚さんの配役。何と猫である。渋い声の猫とかいうものが最高だった。

 

・戦闘システム

マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜 - Wikipedia

 Wikiによると、ACCB(アクティブタイムコストカードバー)とか言うシステムらしい。正直、これでは何もわからないと思うので、私なりの説明を行う。(多分、それでもやってみないと分からない)

 まず、画面であるが基本的にFFのようなサイドビューになっている。

 そして、特徴的であるのが行動システム。DQのような完全ターンせいではないし、FFのようにコマンドを選んでいるうちに戦闘が進んでいくようなものではない。その中間あたりのシステム。多分、TRPGの戦闘システムが一番近い。

 説明すると、キャラクターごとに行動順というのが決まっていて、その行動順は最初は素早さなどのステータスで決まる。そして行動順は敵を含め、画面上部に表示されている。

 で、行動ごとにそのウェイト(待ち時間)というのが変わってきていて*3、戦闘が始まると行動順がばらけてくる。

 

 とまあ、こんな感じなのだが…。多分、中盤のプレイ動画とかを見てもらった方が早いと思う。

 

 そして、私がこの戦闘システムに魅力を感じているのは「戦略を立てる楽しさ」だ。

 (いいとこ1つ目)

 先ほども言ったように、味方キャラクターの行動によって敵の状態が変わる。

 つまり例えば下記順番でターンが回るとする。

 1 味方A

 2 敵A

 3 味方B

 4 味方C

 5 敵B

 この状況下で、さらに敵Bが「味方全員で攻撃したら倒せる」とすると、行動順の早い敵Aをあえて無視して敵Bを倒すことにより、敵Bが行動して起きたであろう被害を抑えることができる。*4

 つまり「いかに敵をいかに行動させないで(または行動させて)、勝利をつかみ取るか」という駆け引きが楽しめるのだ。*5

 

 いいとこ2つ目。

 仲間と交代するシステム。

 交代の仕方は3通りある。

  ・単純に「交代」コマンドで入れ替わる

  ・こちらが攻撃を加えた後に、追撃して入れ替わる

  ・相手の攻撃対象となっている味方の代わりに攻撃を受ける形(防御)で入れ替わる

 何にそんなにメリットを感じているかというと、

 「パッシブスキルの中に、控えにいるときにSPが回復するものがある。それにより、いちいち休憩場所に戻ることなく探索が継続できる事」

 「追撃、防御によってさらに戦闘の爽快さが増している事」

 

 唯一不満があるとすれば、この戦闘システムは6人そろう事によって初めて爽快さなどのメリットが目立つようになるため、序盤のうちは魅力が分からないまま投げ出してしまう人もいそうだなあと思う事。

 

・BGM全般

 ほんとすごい良い。戦闘BGMもそうだしフィールドBGMも不思議な世界観とマッチしていて没入館というものをより深めてくれる。

 例を挙げるとみんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwikiというのに過去ランクインしことのある『Nefertiti』を始め、『Splendid Force』、『Repulsion』とただでさえ楽しい戦闘をさらに盛り上げてくれる楽曲たちに、『風の宴』、『叡智眠りし館』と情景にマッチしたフィールドBGMととにかく素晴らしい。

 

・キャラクター

 個人的にヴェイン(主人公)、サルファ、アンナ、ロクシス、トニ、レーネが好き。

 逆にそれ以外は、アトリエの例の伝統に漏れず、電波系キャラ的一面を潜めているので人を選ぶと思う。私はギリギリ好き位。声優はいいんだけどなぁ。特に今回はアトリエシリーズ通したの中でも電波Top5位には入るんじゃないかと思うキャラがいる。 

  まあ、それはおいておくとして、好きなキャラクターとその好きなとこを紹介する。

 

・ヴェイン

 石田彰ボイス(重要)

 なんか剣のデザインがめっちゃ中二心をくすぐる。かっこいい。

 やると分かるが、ゲーム内でのほぼ唯一の良心。EDまでやれば、キャラクターの背景も相まって自然と好きになると思う。

 

・サルファ

 スネーク声の猫(超重要)

 主人公の保護者的立場もあって、諭すようなセリフが多く、もうかっこよすぎる。PS2版だと「ニャー」しか言わないから絶対にPSP版。

 

・アンナ

 飛び級設定なので、小柄な体格なのであるが、その体長をゆうに超えてくる日本刀らしきものを持っている所がまず最大のポイント。そして、同級生ではなく、後輩。それもいい。

 幻のマナ(幻属性の魔法みたいなもの)が使えて居合を修めている設定なので、戦闘におけるスキルがやたらかっこいい。(上手くすれば『字無・次元断裂』というスキルで「ずっと俺のターン」状態にもできるので使い勝手もいい)

 私は真面目キャラは中々好きなので、それもあるのかも。注意されるときの声もかわいい。

 

・ロクシス

 主人公のライバル的立ち位置の人。いわゆるツンデレに一番近い人。*6

 個人的にいいと思っているのは、「才能がないから努力でどうにかする秀才」的性格。(ちょっとネタバレなので薄くします↓)

 特に「才能がない人は見えない風の回廊を、見えないままに突破してこの学園に入園した」とか言う来歴がすごい。というのもこの学園「マナケミア」は遥か上空にあるので、現実で言えば「見えない吊り橋を渡る」くらいのバカげた所業だ。

(ここまで↑)

 あとカードで戦う所とか裸エプロン先輩に煽られそうな感じが好き。

 

・トニ/レーネ

 なんか中盤までやたら絡んでくる先輩たち。どっちも声が良いし、2人の掛け合いも面白い。トニは圧倒的小物臭が好き。レーネは色々言う割にトニを見守ってるし、野中さんの「すれてる女子学生」の演技が好き。

(続編で多分夫婦になってるぽい所もいい。でも、なぜレーネは続編で出なかったのだ…)

 

・ドット

 このゲームは操作するときは2Dドットで構成されたキャラを動かして、会話などは別途用意された立ち絵で進行していく形をとっている。

 個人的に想像力が働かせれるという意味でドットは大好きなので、動かすキャラが2Dのドットなのがすごい嬉しい。

 別に専門ではないが、戦闘時のドットとか凝ってると思うし、そういった意味で魅力の一つ。

 

・ジャンプ機能

 ジャンプ機能があると無駄にジャンプしたい派なので、2Dのフィールドを縦横無尽に2Dのままジャンプしまくれるのがいい。

 

・フィールドでの敵NPCの動きのデザイン

 このゲーム、シンボルエンカウントなのだが、フィールドでの敵の動きが面白い。

 「特に夜は敵が活発になる」という設定なのだが、その時の敵NPCの動きはもう吹っ切れたようなスピードで走り回る*7ので、見てるのも楽しいし、それをどうにか避けようとするのも楽しい。

 これを考えた人と採用した人はすごい。

 

【悪かったところ】

・キャラクター

 前述したように、キャラが自由だし、反応がリアル*8過ぎて、人によってはイラッとすると思う。アトリエっぽいといえばぽいのだが…。それを許容出来るかでEDまで走ることができるかが決まると思う。

 

・ロードが長い

 特に今のコンシューマ機でプレイしているとそれが顕著に感じるかも。だから、今の時代に薦めてもこれが原因で挫折する人もいそう。

 

(・OP詐欺

 全体を通してこんなシリアスではなかった…と思う。マナケミア2も一度も見たことないドラゴンと戦ってるシーンとかあるからそういうコンセプトなのだろうか)

 

■まとめ

 ・戦闘システムが爽快で、かつ考えるの楽しい!

 ・声優が豪華。

 ・世界観とマッチするBGMも最高!

 ・ロード長いのと、電波キャラが人によって合わないかも。

 

 

■あとがき

・プレイしたときが2012年とかそのあたりだから、その時を思い出してのレビュー。今やったらどうだろう。多分、戦闘や声優に関しては今も好きだと思う。

 

・ちなみに「ロロナのアトリエ」が原点回帰とか言われていたのは、イリスシリーズとマナケミアシリーズがアトリエの中では異色であるからだと思う。そういった意味で、ロロナやマリー/エリーのアトリエ感を想像している人たちからするとちょっととっつきにくいかも。

 ちなみに私はどちらも好き。

 

・しかし2008年発売のゲームを今更…。この時代錯誤感ね。

 

*1:ちなみにシステム自体は『イリスのアトリエ~グランファンタズム~』初出。だけど、こっち側の方を最初にプレイしたからこっちで強烈な印象を持つようになった

*2:但しPSP版のみなので、だからこそPSP版を強く進める

*3:さらにいうと戦闘中に「行動遅延」などを持ったスキルを使う事もある

*4:さらに言うと、味方Aがスキルによって敵Aの行動順を遅くすることができるなら、場合によっては完封も狙える

*5:もともと『トルネコの不思議なダンジョン』のような、「自分の行動によって、次の展開が変わる」ようなじっくりと考えながら闘うのが好きであるので、好きになったのだと思う。そういう人ははまるかも

*6:ただし主人公もロクシスも男。アトリエ系は、パッケージを見ると”萌え”を目指していそうなのに、個人的には男キャラとかの魅力の方がすごいと感じる。私はそれがすきなのでいいんだけど

*7:自作ゲームかな、と思うくらい吹っ切れてる。もはや瞬間移動

*8:特にゼップルは許さん