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おとなみ

体だけ成人した人が色々考えたり、創作したりするブログ

【ひとり言!】システムと人間について 2017年4月版【考察】

first written 2017/04/14

Rev2 2017/04/15 誤字訂正

■前書き

 社会について思い馳せるのが好きだ。

 別に批判したり、誰かと戦っていたり、何か信念があったりする訳ではない。

 ただ、人間が作り上げた美しく儚いものについて考えるのが好きなだけだ。

 

 そして、人間というものは、堂々巡りを続けているように思える。

 今のその考えというものを未来の自分の為に残したい。

 

■目次

 

■内容

【仮説】

 世の中は7,8割位は次のステップで進んでいると仮説を立てる。

 

1.とある目的を円滑に達成するためにシステム(ルール)などを作り上げる

2.それに従う人が出てくる。やがて、新しい世代はシステムの生まれた意味を受け継ぎ損ねていく

3.形骸化したシステムに疑問を持つ者が増え、徐々に不満がたまる。

4.あるきっかけをもとに爆発。国で言えば革命、会社で言えば人材引き抜きを伴った独立が発生する。

5.新たな人のもとで1が行われる。(ループする)

 

※今までの時代は確実な伝達手段という物がなかったため、こうなっているのではないか。そのため、確実に文字や情報を残せる電子データの存在というものは大きい。しかし、情報の是非は問われることはないのも事実。だから、情報過多の為にそれを上手く人間が扱えないのではないかという懸念もある。

 

【説明】

 人間は大体100年生きれば死ぬ。生態系的に絶滅しないためには、子供を産むことと知恵*1の伝承が必要であると思われる。

 子供を産むことはともかく、「伝承」という事について、人間はいまだ確実性というものを確立できていないと思っている。というのも、人間は人間の仕組みというものを理解できていないからだ。

 

 そして、それによって何が起きるか。

 確証はないが、世の中を上手く回すために社会には色々なシステムがある。それが形骸化する。つまり、機能はしているのだが、時代に適合する努力を忘れる。

 

 まず、ここでシステムについて私の定義を述べる。

 システムと聞いた時、それの概形を理解できていないとそれを胡散臭く感じるだろうが、私はシステムについて要はルールや手順のことであると思っている。

 例えば、運動会というシステムがある。これは「行進」「選手宣誓」「玉入れ」「応援合戦」など、決まった”手順”によって進められていき、そして例えば玉入れでは「スタートの合図から終わりの合図まで玉をかごに入れていき、数が多い方が勝ち」というルールがある。*2

 こんな感じのシステムと呼ばれるものが、会社で必要な業務ーー例えば工場のラインや営業、企画・開発などーーを大人数で回すために存在していると理解した。

 

 そして、システムの利点として「システムの生まれた意味」を理解せずとも「何かを成し遂げられる」ことがある。そして、この利点だけに頼っていると、システムの本質を忘れがちになり、システムの更新性が停滞していく。この”システムの更新性というものが停滞していく”という事を、私はシステムの形骸化と呼んでいる。

 

 そしてシステムの形骸化が起きるとどうなるか。

 なぜだかはよくわからないが、洞察力(=本質を見抜く力)を磨いた人間というのはどんな場所にも割合存在している。そして、その人が「システムがすでに効率が悪いという事」や「システム自体の目的を見失っている人」がいることに気が付き、その人を中心としてシステムに対する不満というのが募っていく。

 人間は不満が募っていくと、解消したくなるものだ。そして、不満を解消する方法と問題提起との両面から見て効果的であるのが「失敗」を追求する事。

 

 これにより、システムを考え直す流れ(空気)が出来上がる。こうなれば、大抵の人間は崩れる。そして、新しい人のもとで、新しいシステムが出来上がる。

 

 といったような流れを多分、人間は繰り返している。

 

 時たまみられる「○○社はすごい!」というのは、その時の流れの一部分「新しいシステムの立ち上げ後~安定したところ」というのを体験したことがない人がそれを見たときに生まれるセリフだと考えている。また、逆に「○○社はダメだ!」というのも「システムが形骸化している最中」を切り取っているからこそのセリフであると思う。

 

 さて、まるでシステムを悪者のように説明してきたが、ここで悪いのはあくまで「伝承できていない事」であることを強調しておく。*3現在の人間が、他の人間を伴ってある事柄を成し遂げようとするとき、そこにシステムがないと「ミスする可能性が上がる」し「効率的でない」。つまり、システムが生まれた意味というのは突きつめると、「今の人間を上手い具合に集団行動させる」ということになると考えている。

 

 だからこそ、システムは現在の人間に必要な事であり、そして、そのシステム自体は「正しい目的をもとに」、「時代に即していく形で」更新していけば続いていくとも思っている。

 だが、この更新が難しい。ある条件下での最適解というものは存在すると思う。しかし、この「ある条件下」には「時間」とか「人間」とか、常に変わり続けている要素が存在している。*4

 そして、人間は人に想いを伝えるとき、様々な手段をとる。人は自身にとってそれが有効だと思ったものを利用する。そう考えると、例えば適当に西暦を人間の起源だと定義しても、2000年以上も経っているのだから何かしらの素晴らしい伝達というのは確立されていてもおかしくない。しかし、現代、私が生きてきた人生を振り返っても、人類共通の伝達手段というのはないように思える。*5

 「共通の伝達手段」がないという前提で考えると、つまり大体あるルールについて3世代も伝言ゲームが続けば、システムの更新性は一気に落ちると思われる。*6

 

 その仮説の仮説みたいなものを積み上げてきた結果が、システムの更新が難しいとする理由だ。

 ここで「システムの更新自体をシステムに埋め込めば…」という考えが出てくるが、大抵の場合、この手順は「人間は自身にとってそれが有効だと思ったものを利用する」というものに淘汰されると思う。というもの、システムの更新というのは思った以上にしんどい作業だ。何かを作るとき何かを基にすると、誰かの意図を読み取る非常に多くの手間がかかる。システムを教えられた人間は、大体どういう目的があるかわからないのに、あるいは、目的を分かった上で「システムを更新しなくても続いている」のだと自分に言い聞かせてて、その手順を無視する。*7

 

 とまあ、こんな感じに仮説の上に仮説を積み上げてきた結果が最初のループ説である。

 

■期待と懸念

【期待】

 PCが普及し、データ容量の上限が増えていき、ネットが普及し、意見の発信が自由にできる世の中となってきつつある。これは羊毛紙で本を作っていた時代からすると、ものすごい進歩であり、基本的にこのような手軽さというのは、その分野での人のフットワークを軽くする。

 つまり、こうした思いを発信し、残し、伝達できる場というものによって、媒体ベースでの討論というものがしやすくなり、そして媒体ベースの討論というのは、口頭のそれに比べて確実性が高く、また、(このように)情報が残るという点で強みだと思っている。

 

【懸念】

 しかし、手軽になったからこそ、(このように)本当にあっているか分からない情報が溢れていく。人は私が見ている限りでは、一つの目的に対して、まっすぐに進むという事をしにくい生き物であり、前述の情報過多は致命的ともなりえると思っている。

 

■まとめ

 以上、今のところの考えだ。

 …まとまっていないが私の考えを無理やりまとめるとこういう感じだ。

 

・システムは「多くの人間を、ある目的を遂行するために行動させる」ために存在すると思っている。

・システムはきちんとした更新さえされれば、有効な道具であると思っている。 

・現代の人間の仕組み的にシステムを更新し続けていくことは不可能と思っている。だからこそ、システムは形骸化し、不満がたまり、革命などが起こる*8

・電子データとして考えを残せる事は期待できることだが、反面、情報過多を起こす原因ともなっているように感じている。そのため、必要な情報の選定が難しく、結局人間はその仕組みを上手く伝達手段として使う事は成り立たないのではないかという懸念がある。

・上記はすべて経験則であり、独善的視点での観察の結果であって、正式なデータの基に成り立たない情報である。

 

■後書き

 何度もいうが、別に何かに対して憤っているわけではない。

 そして、別に公的根拠は一切ない。

 これからの人生で色々間違えるだろうが、このタイトルに対しては本記事が私の最初の誤解となると思う。死ぬまでに、その全貌を明かせるといいね。

 

 

*1:最低限の社会ルールを指す。詳細は定義しきれていないが、例えば、言葉や社会体系みたいなものへの理解などであると思っている

*2:全然関係ないが、子供の頃は「予行演習なんて意味ない」と思っていたのだが、今考えると予行演習はシステムを回す側としても、それを実行する側としても、本番で失敗しないという観点では最適な行動のように感じる。あるいはそれも学校行事というシステムによって定められていたものなのかもしれないが。そう考えるとシステムを作ること自体は間違えではないとも思えてくる

*3:ちなみに現代の人間の仕組みが悪いとも言い切れないでいる

*4:むしろ、正確に不変の要素などない。再現できるのであればそれはタイムトラベルを実現できるという事に他ならない

*5:もしかしたら私だけ知らないのかもね

*6:またまた正確な数字はないけど(あってもあまり信じない方がいい)、伝達によるロスというのは個人的に余裕で20%位はあると思っている。成功率80%の出来事が三回成功する確率は50%位。成功率70%の出来事が三回成功する確率は35%位。そして、これに加え様々な条件というものがさらに成功率を下げてくる

*7:なぜなら、更新の手順を無視しても(それがマンツーマンなどでない限り)露見することは少ないため、直接的評価に関わる事は少ない

*8:ただし、革命も含めて誰かが管理しているシステムというのなら、私は何も言わない