おとなみ

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色々考えたり、創作したりするブログ

【詩&考察】DDLCの詩一覧と考察【ゲーム】

【目次】

 

【目的】

 DDLC(Doki Doki Literature Club!/ドキドキ文芸部)の詩を考察し、各キャラクターの心情を理解する。

 

【前書き】

・「非公式日本語パッチ 180314」の物。

・原作リスペクト。変な改行や文途中の半角や全角の空白はそれ。

 ただ、見栄えの為に段落の間に無駄に1行入れている。ご了承を。

サクラエディタとかで見ると空白とか含めて綺麗に並んでいるので芸術的。

 (ただし、本文中にも書くが、何個かの詩は例外で崩れている)

・特殊詩やchr等の解読は他のサイトで集めてあるので対象外。

ネタバレ有り。というかネタバレしかない。

 本当にいいゲームなので、未プレイ者はブラウザバックor下記から自身の目で全てを確かめてみよう。

ddlc.moe

・『』は原文ママ。「」は本人の言葉を少し改変したもの。うろ覚えともいう

 

 

■好感度単語を太字&塗ってみる

色は以下。振り分けられた後の事は考えない。

サヨリ 

ナツキ

ユリ

モニカ (好きな言葉はない。但し1単語だけ3周目でいっぱい入力できる)

*1 

 

■英語詩の場所

・英語版の非公式Wikiに載ってる。照らしあわせてみると面白いかもしれない。*2

DDLC Wiki

 

■日本語版 攻略サイト ※好きな単語集や特殊詩あり

Doki Doki Literature Club! 攻略 Wiki*

・ちなみにここから、モニカの熱狂的ファンが作った「Monika After Story」というゲームのサイトに行ける。なんか本編にない話の追加や、紹介ページでにっこりしてるモニカの画像があったので今度やってみたい。

 

 

サヨリ

■小ネタ(性格とか、好きな物とか、etc...)

・詩

 ・嗜好は「どんなものが好きか分からない!」 1週目1日目より
 ・読むことで何か感情が湧いたら、きっとそれは良い詩。

 ・文体は「簡単で率直な言葉で幸せや悲しみを表現する。」 byモニカ 


・好き/嫌い

 ・ハッピーと悲しい事が好き。これをまとめて「ほろ苦い」と表現。

  ※ナツキルートにて確認

 

・その他

 ・料理、掃除は主人公がやっていた。
  部屋がとてつもなく汚く、火事寸前のところまでいった。

 ・寝坊癖がある。

 ・物事に集中すると結果を出せる。 by主人公

 ・いつもお腹が空いている。お金がないと主人公に頼る。

  ・詩が書いてある紙は「リングノートから破いた紙」

 ・「わたしが傷ついたときは……散歩して頭の中をスッキリさせるよ!」

 ・2週目でサヨリの好きだった単語をクリックすると、たまに画面外からサヨリのちびキャラが喜ぶときがある。頑張ってルートに入れないかなーと思ったけど、本来サヨリがいなくなった後はナツキとユリにそれぞれの言葉が振り分けられているので、何回か頑張ってもできなかった。だから何に反応しているのか謎。

 

■1週目1日目 親愛なるお日様へ

ーーーーーーーーーーー
親愛なるお日様へ

 

ブラインドから差し込む朝の陽ざしで、
きみがさみしかったのがわかるよ。
額にキスをしてくれるとベッドから起き上がれるの。
目をごしごしして眠気をぬぐう。

表に出てあそぼうって誘ってるの?
雨ならいいのにって思ってないか確かめているの?
上をあおぐ。真っ青な空。
ヒミツだけど、わたしもきみを信じているよ。

きみがいなきゃ、ずっと眠っていられるのにね。
でも怒ってないよ。

 

あさごはんたべたいな。
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

・問い詰められ、本人は朝になって書いていた事を白状している。

 しかし、後の展開を考えると、実は前日に書こうと思っていたけれど低すぎる自尊意識にペンが進めなくって夜が終わって、でも日が昇ってから、文芸部員の取り決めを壊すことはできないという後押しがあって、相当の勇気をもって書かれたんじゃないかなぁと思った。

・『きみ』が誰なのか気になる。

『きみがいなきゃ、ずっと眠っていられるのにね。
 でも怒ってないよ。』

 これを見ると主人公の様に思えるけど、どうなんだろう。

 

■1週目2日目 ビン

ーーーーーーーーーーー
ビン

 

クッキー缶のフタのように、頭をパカッと開ける。
わたしのをぜんぶつめた、ヒミツの場所よ。
ちいさな日光のボールが集まって、子のようにすり寄ってくる。
親指と人差し指とで、ひとつつまむ。
あったかくて、ちくちくするの。
でもうかうかしてられない!大切にビンにしまう。
そのビンを、他のビンと同じように棚に置いていくんだ。
ビンが並ぶ、その中にはシアワセ、シアワセ、シアワセ。

 

わたしのコレクションがともだちの輪を広げたよ。
ビンの中身は償いの星明りになるの。
ともだちが何かを感じて仕方がないとき、
こういうときにビンが役に立つのよ。

 

夜な夜なの、ふくらんで。
ぞくぞくともだち、ビンは増える。
わたしの指はより奥へ、奥へ。
まるで、くらい洞窟の中でいたるところに隠されたヒミツを探るような。
掘って、掘って。
削って、削って。

 

フタのホコリを吹き飛ばす。
いつの間にか時が過ぎてる。
もっといっぱいあったはずの、空っぽの棚。
カギのかかったドアの向こうからともだちの視線を感じる。

 

やっとできたよ。ドアを開けると、ともだちが入ってくる。
ドタドタと押し寄せる。そんなにビンがほしいの?
わたしは必死に棚から次々とビンを取りだす。
ともだちひとりひとりに持たせていく。
ひとつひとつ、ぜんぶのビンを。
だけど渡すたびに、足もとのタイルで粉々になっていく。
床にぜんぶ、散らばるシアワセ、シアワセ、シアワセ。

 

ともだちの、笑わないともだちのためだったんだよ。
みんなみんな叫んでいる。訴えている。何かを。
ただ聞こえるのは残響、残響、残響、残響、残響
わたしの頭の中で。
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

 ・モニカからアドバイスをもらって、自分の気持ちに向き合ってみた結果の詩らしい。

 大ダメージを受けている感も否めない。

 

・『ビンの中身は償いの星明りになるの。』
 ビンの中身は「シアワセ」。サヨリの自尊意識が異常に低いことを考えると、コレクションした「自身が手に入れたシアワセ」を自身の身にはもったいないものだと感じている可能性が高い。だからこそ、他の人物へ「シアワセ」をタダであげることがその『償い』になると思っているように感じ取れる。

 そして冒頭『わたしの夢』はTRUEで見れるあの事だと思われるが、その後の主人公との会話や、

 『ともだちひとりひとりに持たせていく。ひとつひとつ、ぜんぶのビンを。
  だけど渡すたびに、足もとのタイルで粉々になっていく。』

と言う文章を見ると、まだこの段階ではサヨリの本当の夢についてはっきりと自覚できておらず、そして恋愛シミュレーションの一員という概念が彼女の中で混ざり合っており、文芸部員と主人公が仲良くなることへの嬉しさと自身の恋愛感情がごちゃ混ぜになっている気づきの詩のようにみえる。

 

・文化祭の詩の発表案? ※サヨリルート限定

ーーーーーーーーーーー
足元で……
最後のが私を招く
茎をねじり、根の束縛から解放し……
最期の喜びを指で愛でる
けれどこの喜びは何が為に?
見渡すかぎり……
緑豊かだった野原は……
今や荒野なのに!
ーーーーーーーーーーー

 

英語版が無かったので、英語も。

ーーーーーーーーーーー
Between my feet…
The last remaining beckons to me.
I twist the stem, freeing it from its clinging roots…
Caressing the final joyous moment between my fingers.
But to what ends have I summoned this joy?
For now when I look in every direction…
The once-prosperous field before me…
Is but a barren wasteland!
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

・その後の公開練習で『平原』と言って詩を読み上げていたので、それ?

 ただ、この詩を読む前後の会話や、公開練習の感想はこの詩に対する感想とは思えなかったので、咄嗟に考えた可能性も高い。

・咄嗟に出てくる言葉には本心が多い傾向がある気がする。
 『緑豊かだった野原』がサヨリがまだ鬱でなかった頃の事を指しているのなら、この後の詩も考えると「文芸部へ主人公を引き入れた事」が『最期の花』なのかも。

 そして、自身がどうなってほしいのが分からないから『けれどこの喜びは何が為に?』。

 でも、まだ『根』は残っているのできっとこのまま続けていけば、そこからまた花が咲いていくのではないか、みたいな楽観的諦観なのかなぁと思った。

・文化祭用の練習詩『平原』

・穏やかでほろ苦い詩らしい。詳細は不明。

 

サヨリの詩的表現 ※ナツキルートで確認

ーーーーーーーーーーー
でもたまには頭の中に雨雲がかかった時は……
悲しい詩を読んで雨雲をハグすると……
……綺麗で幸せながかかる気がするの!
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

・これは悲しい詩が好きな理由かなぁ。
 雨雲=泣くのを前提として考えると、泣くのは溜まったストレスを解消するので、悲しい詩に自分を重ね合わせて泣きたいって事なのかな。

 そして、泣いた後は気持ちが晴れるから、その晴れた気持ちを太陽、涙を雨雲と見立てて、その一連の気持ちの移り変わりを虹が出るって表現したのかなぁと考察。 

 

■1週目3日目 (早退の為なし) ※どのルートでも共通

■1週目4日目 %

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わたしのあたまからでていけ。あたまからでていけ。あたまから
でていけ。あたまからでていけ。あたまからでていけ。あたまか
らでていけ。あたまからでていけ。あたまからでていけ。あたま
からでていけ。あたまからでていけ。あたまからでていけ。あた
まからでていけ。あたまからでていけ。あたまからでていけ。あ
たまからでていけ。あたまからでていけ。あたまからでていけ。
あたまからでていけ。あたまからでていけ。あたまからでてい
け。あたまからでていけ。あたまからでていけ。あたまからでて
いけ。あたまからでていけ。あたまからでていけ。あたまからで
ていけ。あたまからでていけ。あたまからでていけ。あたまから
でていけ。あたまからでていけ。あたまからでていけ。あたまか
らでていけ。あたまからでていけ。あたまからでていけ。あたま
からでていけ。あたまからでていけ。あたまからでていけ。あた
まからでていけ。あたまからでていけ。わたしの
わたし。
の。
あたま。
から。
でていけ。

 


あなたにとっていちばんのことをしてしまうまえにわたしのあた
まからでていけ。
あのこにいわれたことをぜんぶきいてしまうまえにわたしのあ
たまからでていけ。
あなたへのあいをみせてしまうまえにわたしのあたまからでて
いけ。
このしをかきおえてしまうまえにわたしのあたまからでていけ。

 

 

 

 

だけど詩に本当の終わりなんてない。
動きを止めるだけ。
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

・改行は原文ママ

 このゲームでは余裕がない詩は基本的に改行が崩れているように作られていると思われる。この詩も同様にちょっと崩れている。もしかしたらフォントの問題で深読みしすぎかもしれないけど。

・ひらがな主体だったのに、最後だけ漢字に戻ってる所が上手い。おそらく迷いが消え去り、全てを捨てる覚悟を決めた瞬間を表そうとしたのだと思われる。羅生門的な感じで。まあ、でもこれって日本語ならでは表現なので翻訳班の粋な計らいかもしれない。

 

・題名の「%」の意味している所をけっこう考えてみたんだけれれど良く分からない。ヒントを得ようと英語詩も見てみたけれど同様のタイトルだった。

 予想タイトルは、左主人公/右サヨリを意味しているって感じで「決別」。

・「わたしの~でていけ。」の部分が斜めで見ていて綺麗。プログラマの性質。

 

■おまけ

・4週目にて、翻訳漏れ(既知)

ーーーーーーーーーーー

That's the kind of thing literature clubs do...right?

意訳:それって「文芸部の活動!」って感じしないかな?

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・全ルート共通

・「新しい事に挑戦しようよ!」の流れでの言葉。

 

 

【ナツキ】

■小ネタ(性格とか、好きな物とか、etc...)

 

・詩

 ・なんか半角空白みたいな隙間が多い。単純に使用フォントの問題かな?

 ・「趣旨は考察させるものではなく、読者の元へ飛び込むようなものであるべき」

 ・シェル・シルヴァスタインに似てる(シンプルで短く伝えることで有名 byモニカ)

・好き/嫌い

 ・漫画が好き。

 ・詩は読みやすくてガツンとくるものが好き。

 ・かわいいと言われるのが嫌い。 

・その他

・漫画「パフェガールズ」
   登場人物 ミノリ、アリス

・漫画の内容は「お菓子作り」。

  ナツキ自身がお菓子作りハマったのもこれを読んだ時期らしい。

・漫画を家に置くと「パパにみつかったらどうなるか分からないし」と言っている。

・モニカは1週目で漫画を最上段に置いた。これが恋のキューピット役のフォローなのかどうなのか分からない。

・毎日がつらい。部室に来ることだけが楽しみ。

・パパの晩御飯の為に間食はしない。しかも出来るだけたくさん食べなきゃいけないらしい。

・2週目 モニカの言葉

 『お菓子を持ち歩くといいわ。子犬の様にしがみ付いてくるから
  ナツキのお父さん、お昼代をを渡さないし家に食べ物もろくに置かないから

  そのせいであの子はよく苛立ってるのよ……
  そしてたまに元気が底をつきて停止しちゃうの』

 明らかにモニカが父親とかに干渉している気がする。

 

■1週目1日目 ワシは飛べる

 ーーーーーーーーーーー
ワシは飛べる

 

サルは登れる
コオロギは飛び跳ねられる
ウマは駆けっこできる
フクロウは見つけられる
チーターは走れる
ワシは飛べる
ヒトは努力できる
だけどそれくらい。
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

・本人談

 韻を踏んでいるが、最後の一行で崩しているらしい。

 「周りの皆が上手に言ってるのを見ると落ち込んでいる事」について書いてる。その後のユリとの喧嘩では「”諦めの心情”について書いている」って言ってる。

 

・上記より、周りの「上手くやっている人」を動物、自身を「ヒト」として変換して、自身の不甲斐なさを相対的に表している詩なのかな?

 

・ナツキは読点の使い方が特徴的で、この詩でも最後にだけつけている。多分それも崩しを引き立てているんだと思った。

 

■1週目2日目 エイミーはクモが好き

ーーーーーーーーーーー
エイミーはクモが好き

 

エイミーのこと聞いた?
エイミーはクモが好き。
べとべと、もぞもぞ、もじゃもじゃでキモイあのクモが!
だからわたしは友達にならないの。

 

エイミーの歌声はかわいい
わたしのお気に入りのラブソングを歌ってたな。
サビを歌うといつも、歌詞のリズムにあわせて心がどきどきした。
でもあの子はクモが好き。
だからわたしは友達にならないの。

 

いちど、足を大けがしたこともあったな。
エイミーが保健室に行くのを手伝ってくれた。
わたしはあの子にさわらないようにした。
あの子はクモが好きで、手もキモそうだったし。
だからわたしは友達にならないの。

 

エイミーは友達がたくさん。
いつもだれかしらと話してる。
たぶんクモについて話してるんじゃないかな。
もしあの子の友達もクモが好きになっちゃたら?
だからわたしは友達にならないの。

 

他に好きなものがあったって知るもんか。
ひみつにしてたって知るもんか。
傷つく人がいなくたって知るもんか。

 

キモイんだ。
あの子はキモイんだ。
世界にクモ好きの人なんていない方がいいんだ。

 

だからみんなに話しちゃお。
ーーーーーーーーーーー

 

ーー所感・考察ーー

・本人談で全て話してくれている。

 おそらくテーマは「自分の境遇」。

 

・本人談では「割と率直な詩」 以下補足。
 『複雑な状況を説明するのにも単純なアナロジーで十分なこともあるのよ……
  人がどれだけバカなことをしているか気づかせてあげられるし
  例えばこの詩なら誰もがこいつは無知でマヌケなヤツだって思うだろうし……
   (主人公「こういうやつに心当たりがあるのか?」)
  もちろん。これはみんながわたしにーー』

 

・本人談2 特殊な趣味の話。
 『誰だって変わった趣味や後ろめたい楽しみくらいあるでしょ
  誰かに知られたらバカにされたり見下されたりするんじゃないか、

  って恐れるようなことが
  ……でもそれってバッカじゃないの!?
  誰も傷つけずに楽しくやってるなら、他人の趣味なんて何だっていいじゃない!
  たとえ変わった趣味でも、

  みんなもっと尊重するようになるべきだと思うのよね……』

 

・本人談を聞く限りでは、どうも作品中の『わたし』がナツキとは思えない。
 ということは、『エイミー』がナツキで、周りの人が『わたし』として、ナツキが変な趣味(=クモ=この時期の学生にありがちな幼稚なものへの偏見)を持っているから、ナツキを集団でいじめようっていう話なのかな。ナツキが漫画の事を共有するのは主人公が始めてって言ってるし。 

 

・文化祭用の練習詩『ジャンプ

・他の人同様内容は不明。
・評価としては「韻を踏んで、葉が飛び跳ねてるよう」

・ナツキは漫画好き設定なので、ここで『ジャンプ』って題名はなんか気になる。このゲーム自体は海外の人が制作しているのに「皆の名前の由来が日本人っぽい」みたいなモニカの言動から、製作者さん(Dan Salvate氏)は日本を知っている気がするので、もしかしなくても由来はあの雑誌なのかもしれない。

 

■1週目3日目 あなたの砂浜になる ※サヨリルートで確認

ーーーーーーーーーーー
あなたの砂浜になる

 

あなたの心は不安と恐れに満ち満ちて
この数年で魅力も褪せてしまった
でも今日はとっておきの場所にいこう
わたしとあなたの砂浜へ。

 

見渡すかぎりいちめんの岸
艶やかな光をはなつ
そんなまばゆさの前なら
あなたの心の壁も崩れてしまうよ。

 

わたしは悩みを洗い流す砂浜になる
あなたがいつも訪れる白 昼 夢の砂浜になる
こんなときめきをずっと忘れてたんだって
あなたの心が弾むような砂浜になるよ。

 

重苦しい気分は砂の山に埋めてしまおう
陽ざしを浴びて手をつなごう
とまどいをしょっぱいで洗ったら
キラキラ光るあなたを見せて。

 

思い出は足あとの道に残していこう
帆に風をつかんで自由になろう
あなたとわたしの唇を重ねたら
あなたが素敵なわけを思い出して。

 

わたしは悩みを洗い流す砂浜になる
あなたがいつも訪れる白 昼 夜の砂浜になる
こんなときめきをずっと忘れてたんだって
あなたの心が弾むような砂浜になるよ。

 

わたしを隣にいさせてくれれば、あなたは
自 分だけの砂浜、自 分だけの出口で
また自 分を愛せるようになるはずだから。
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

 ・本人曰く「たまにはこういうのもいい」。

・テーマは「海」。ユリが決めたテーマをもとに書いたもの。

 多分この前日にサヨリに仲裁されているので、なんというか書き方をユリ風にしている気がする。順に読むと情景が浮かんでくる感じ。

 そして詩の端々の言葉から『あなた』はユリを指しているような気がする。

 『あなたの心の壁も崩れてしまうよ。』

  →ユリは本以外に心を閉ざしている。

 『あなたがいつも訪れる白 昼 夢の砂浜になる

   ~

  あなたの心が弾むような砂浜になるよ。』

  →ユリは本の世界へ没頭するのが好き。

   そんなユリへわたし(=ナツキ)が本の世界の代わりになるって言っている?

 こんな感じで全体的にユリを外の世界へ勧誘する表現が見られる。

 ただそう考えた場合『あなたとわたしの唇を重ねたら』だけが異質過ぎて良く分からない。MON-IKAみたいなくだらない冗談もあったから、もしかして百合とかいう冗談なのかなぁと思った。ここもやや強引か。

 

・段落(空白行)の最後に読点をついているのにこだわりを感じる。

 

■1週目3日目 あなたが ※ナツキルート限定

ーーーーーーーーーーー
あなたが

 

明日はきっといい日
でも今日はだめ、下を向いてばかり。
あなたが見つめてくれるなら
少しはましな顔になれるよ。

 

何かを言いたいとき、叫ばずにはいられない!
でも本当の気持ちは全然こもってない。
あなたが聞いてくれるなら
少しは気持ちを込められるよ。

 

ふと夜 空を見上げて、わたしは星に手を伸ばす。
でもわたしは小さくて、どこにも手が届かない。
あなたが隣にいてくれるなら
少しは遠くまで届くよ。

 

わたしは心から自 分を信じてる。
でも心が引き裂かれたらどうすればいいの?
あなたが信じてくれるなら
少しは強くなれるよ。

 

ペンを握るといつも試されてる気 分。
わたしは上 手に書けない、これが精一杯。
あなたがわたしのことを考えてくれるなら
少しは良い詩が書けるよ。
あなた、あなた、あなたが。
ーーーーーーーーーーー

 

ーー所感・考察ーー

・本人曰く「詩を書く意味は言えないことを表現すること」

 野暮なことはなし。

・読点の使い方が特殊。

・↓ここが大好き。RADの「愛し」を思い出す。

  『何かを言いたいとき、叫ばずにはいられない!
   でも本当の気持ちは全然こもってない。』

・主人公に渡すまで2回くしゃくしゃにされてる。かわいい。

 なので私が主人公の立場になれたら、スキャンして電子データにした後、部屋に額縁として飾って、家に来たナツキにそれを見せて反応を楽しむと思う。

 渡すまでの経緯の中では一番好き。

 

■2週目1日目 1週目と同様の為、省略

■2週目2日目 56ys5LiJ44Gu55uu44KS6ZaL44GR

ーーーーーーーーーーー

56ys5LiJ44Gu55uu44KS6ZaL44GR

44OK44Kk44OV6LaK44GX44Gr44CB5b28
5aWz44Gu5p+U6IKM44KS44GC44Gf44GL
44KC6Ieq5YiG44Gu6Kem6Kaa44Gu5bu2
6ZW344Gn5pyJ44KL44GL44Gu44KI44GG
44Gr5oSf44GY5Y+W44KL44GT44Go44GM
44Gn44GN44KL44CC56eB44Gv6Lqr5oK2
44GI44GZ44KL44CC44GT44Gu5omL44Gr
6LKg44GI44Gq44GE44G744Gp44Gu5b+r
5qW944Gr5oqX44GK44GG44Go5L2V44GL
44GM44CB44Gy44Gp44GP5b6u44GL44Gn
44GC44KL44GM5aWl5bqV44Gn5Y+r44KT
44Gn44GE44KL44CC44Gd44KM44Gn44KC
44CB5pei44Gr54uC5rCX44Gr5L6144GV
44KM44Gm44GE44KL44Gu44KS6Ieq6Kaa
44GX44Gm44GE44KL44CC56eB44Gv4oCm
4oCm6Ieq5YiG44KS5oqR44GI44KJ44KM
44Gq44GE44CC

ーーーーーーーーーーー

Base64UTF-8に変換するとちゃんと読める。
 地味に英語版とは文字列が違うのがすごい。
 ちなみに現画像を見るとフォントのせいかqがgに見える。文字化けしたらそれ。

・参考:Base64デコードサイト
Base64デコード(Base64 Decode)|Web便利ツール@ツールタロウ

 

・第三の目を開け ※デコード後

ーーーーーーーーーーー

第三の目を開け

ナイフ越しに、彼
女の柔肌をあたか
も自分の触覚の延
長で有るかのよう
に感じ取ることが
できる。私は身悶
えする。この手に
負えないほどの快
楽に抗おうと何か
が、ひどく微かで
あるが奥底で叫ん
でいる。それでも
、既に狂気に侵さ
れているのを自覚
している。私は…
…自分を抑えられ
ない。

ーーーーーーーーーーー

 

ーー所感・考察ーー

・どう考えてもユリの心情。考えられる事としては「モニカがミスってスクリプトぶっ壊しているから、ユリの詩になってしまった」ってところかなぁ。

 ちなみにこの『第三の目』という単語は後のユリの詩に出てくる単語でもあるので、これはその詩の前の詩の可能性が高い。

 

・内容的にはユリが自身の異常なほどの自傷癖に対して、微かに残る正気との戦いでの叫びが書かれていると思われる。

 

 ちなみに『ナイフ越しに、彼女の柔肌をあたかも自分の触覚の延長で有るかの様に感じ取る事が出来る』という部分で『自分』と『彼女』が存在しているが、この後のユリの詩にも同じ表現が出ている事、そしてユリの『アライグマ』の詩を見ると、ユリは自身とその衝動を別人と扱っている節があるので、その影響だと思われる。

 

・意味不明な文字列の方もサクラエディタで見ると改行が揃っている。綺麗。

 

■2週目3日目 (題名無し)

ーーーーーーーーーーー
これ以外に伝える手段が思いつかない。でも最近心配していること
があるの。ユリの様子がおかしいの。あんたはまだ来て数日だから違
いが分からないかもしれないけど。普段はあんな子じゃないの。いつも
は落ち着いてて礼儀正しくて親切で……そんな感じの子。

これを言うのは恥ずかしいんだけど、勇 気を振り絞って打ち明ける
わ。ほんとはあいつがとにかく心配で仕方ないの。でも直接話そうとし
ても、きっとまた怒られるだろうから。どうすればいいのか分からない。
今はあんたの言うことしか聞かないと思う。なんでかは分からない。で
もお願いだからなんとかして。あんたなら心療内科にでも行くように説
得できるかもしれない。
ユリとはもっと仲 良くなりたいってずっと思ってたから、こんなことになっ
て見てて辛い。こんなこと打ち明けて後悔するだろうけど今はなんで
もいい。とにかく無 力なの。だから何かできるならお願い。あいつに何か
あったら嫌なの。カップケーキならいくらでも作るから。お願いだからなん
とかして。

あとモニカは……なぜかこのことに否定的で。何もして欲しくないみた
いで。だからあんなやつには頼めなくて、あんたを頼ってるの。絶 対
に あ い つ に こ の こ と が バ レ な い よ う に!!!!と
にかくわたしがすごく良い詩を書いたようなフリをしてて。頼んだわよ。こ
こまで読んでくれてありがとう。
ーーーーーーーーーーー

 

ーー所感・考察ーー

・ユリを心配するもの。

 ガチ喧嘩した記憶をモニカに消されているので、ナツキから見たらユリが豹変した様に見えたのかもしれない。まあ、この後すぐモニカの介入で無かった事にされるけど。

・この詩はユリを心配する文章である為か、ナツキの特徴である読点や、これまでのDDLCのセオリーだった改行の綺麗さがバラバラになっている事が散見できる。

 つまり、これが詩ではない、ナツキ本来の文体が入った文章とも考えれる。

 また、1週目でも2週目でも「文芸部が安心できる場所」のような言動をしているため、書いてある通りユリと友達になりたいとけど行動できなかったのかもしれない。

・ちなみに「だからあんなやつ(=モニカ)には頼めなくて」みたいな事を言われてるけど、実はモニカは1週目からユリとナツキから不信感抱かれてる。自業自得だけど不憫。

 

【ユリ】

■小ネタ(性格とか、好きな物とか、etc...)

・好き

 重厚で複雑な世界観を持ったファンタジー異世界系)
 叙述トリック
 ホラー

 シュールレアリスム

 

・文体

 ・象徴性と比喩表現が満載 byモニカ
 ・その詩から読者がそれぞれの解釈を引き出すような書き方が好き byモニカ

 ・こんな文体になった理由としては「表情豊かで奥深い理由は入り組んだ感情や意味合いを伝えるにはそれしかないから。」らしい。



・2週目で読んでる本は『マルコフの肖像』

 ・CG絵を見ると横向きの文字。だからきっと英語の本。
 ・『禍々しい雰囲気の目のシンボル』が表紙。
 ・内容は生き別れだった妹と同居することになった女子高生の話。
   その生活を始めてからおかしな出来事が起こる様になった
   人体実験の監獄から逃亡した人々に命を狙われるようになって
   命が危機に瀕すると、誰を信用するかの選択を迫られる
   そのせいでどう足掻いても人間関係の大半を壊すことになって、
   そこから人生がメチャクチャになっていくんです……

  →なんかモニカがやってる事に似てるから、Dan氏はこの本から着想を得ている?

   ちなみにモニカもこの本に言及しようとして何でか途中でやめている。

 

 ・得た教訓
  『いつもとは違う、変わった視点から世界を見るという挑戦を投げかけて来る
   ひどい出来事が起きるのは、誰かが悪になるからではなく……
   人それぞれの人生観や正義があるからだと
   そして主人公に共感していた読者は……
   悪いのは悪党ではなく、一方的な正義感に駆られて行動していた主人公なの

   では、と考えされられるんです。』

 

・お家デート

・当日使うアロマオイルはジャスミン精油アロマ。効果は「リラックス&気持ちを高めて全身に伝える」らしいけど矛盾している気がする。
 『つまり「体が温かくなって、ドキドキするようになれるんです。

  詩を読み聞かせるにはぴったりだと思いませんか?』


・ナイフの特徴
 「変に綺麗なナイフ」 by主人公
 「銀製の柄に複雑な模様が彫刻されている」 by主人公
 「柄の部分はしっとりとした青色に輝いている」 by主人公
 「肌も紙を切るようかのように切ってしまう」 byユリ

 

・ナイフが好き。理由は『職人技と危険な魅力が組み合わせ』。

 (「が」は原文ママ。誤字なのかな)

 恐らく本心もあるだろうけど、多分表向きに用意したセリフ。

 

・主人公が手を切った時、その血を衝動的に舐めた。

 

・翻訳忘れ? 横断幕を書き終わった後の主人公のセリフらしきもの。
 I finish filling the night sky with white dots that look like stars.
 意訳:俺は夜空に満天の星が輝く絵を描いた。

 

・その他

・2週目2日目の単語選びで、どんな条件下は知らないけどユリのちびキャラが分裂することがある。

・3周目モニカに「ヤンデレ」と称されている。これだけだとあんまり分からないと思うが、この発言までの流れが面白い。モニカへの見事な特大ブーメランになってる。 

・3周目モニカの発言によると、このゲーム以前に急にワインを部室に持ってきて、「(みんなで)飲みましょう」と頑張って輪に入ろうとした事があるらしい。

 これに対し、ナツキが爆笑していたらしいのでやっぱり2人って仲良くなれる気がする。

 ・お茶の事になると真剣になる。

 

■1週目1日目 橙の下の幽霊

ーーーーーーーーーーー
橙の下の幽霊

 

絡みつく私の琥珀色の橙に照らされる。
ひたり。
まさにこれだ。
時という試練に耐え続けた最後の街燈。
いつかは病的な青緑の色調に置き換わる、最後の。
ひたる。閑かに……現代の空気を吸いつつも過去に気付く。
明滅する橙。
私も明滅と同調する。
ーーーーーーーーーーー

※読み方
 閑かに(のどかに) ※「和に」と一緒な感じ
 街燈(がいとう)
 明滅(めいめつ)

ーー所感・考察ーー

 ・本人解説
 『過去を手放すことができずに、唯一の安心できる場所に居残っていて……
  そうしてもうすぐ、全て失くしてしまう……』

・比喩表現が難しい…。この考察はあんまり自信がない。

・ユリにとって唯一安心の出来る場所は、本の世界である気がするので、それが失われるという事は「本を読み終わってしまう事への恐怖」だと思われるので、それについてを表した詩なのかなぁと思った。

 

■1週目2日目 アライグマ

 ーーーーーーーーーーー
アライグマ

 

それは真夜中、密かな楽しみにと軽食のパンを切ってい
た時の事でした。
窓の向こうに時折ちらつくアライグマが、私の目に付き
ました。
自分が異質な人間であると気づいたのは、おそらくこれ
が初めてだったでしょう。
どのような結末を招くか解っていながらも、私はパンを
ひとかけらアライグマに与えます。
餌付けされたアライグマは必ずまたやって来ると解って
いながら。
蠱惑するナイフが症状でした。
パンは、私の飢えた好奇心。
アライグマは、衝動。

 

月は満ち、私のナイフはいちだんと暗い光を湛えます。
友達アライグマの目を輝かせるのは、まさしくその光。
出来立てで柔らかいパンを切る。逸るアライグマ。
もしや、再び満ち足りた獣に私の感情を投影しているだ
けなのかしら。

 

アライグマは私にすっかり懐いてしまいました。
お互いよく知る関係になれたのではないでしょうか。
アライグマはしょっちゅうお腹を空かせるので、パンが
欠かせません。

 

私のナイフを見せるだけ、アライグマは興奮します。
血の滾り。パブロフ型の古典的条件付け。パンを切っ
て。
そしてまた私に餌付けるの。
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

・本人談
 『少々変わった趣味へ没頭するときの自分を表現したかったのですが……』

 まあプレイした人は分かると思うけど、少々変わった趣味は「興奮するとナイフで自身を切りたくなる」事。いや怖すぎる…。

・アライグマは害獣指定されている。その理由の1つに1個体が逞しく、更に繁殖速度が異常という事があげられているらしい。*3

 上記と関係しているかは不明だが、ここでのアライグマは上記の「危うい衝動を持ったもう一人の自分」として暗喩*4しているのかと思われる。

・「パブロフ型の古典的条件付け。」は例えば犬の躾みたいなものらしい。「お手」といわれて「手を出せばご褒美がもらえる」という経験からくる条件反射的な行動。

 私の例は間違ってるかもしれない。Wikiをどうぞ。

 パブロフ(イワン・パブロフ)=条件反射

 古典的条件づけ - Wikipedia

 つまり、ここでは

 「最初はただ興奮に浸っていただけだったんだけど、ある時ナイフを肌に食い込

  ませた時から、その快楽に目覚めてしまい、どんどんと続けていくうちに”興奮

  するとナイフで自身を切りたくなる”という条件反射が出来上がった」

その過程を書いているものと思われる。

・改行が綺麗。

・ナツキとは対照的に全ての文に読点が使われている。そして、彼女と違って読点を使った後、改行をしないことがある。どちらかと言うと小説的文法に近いように感じる。

 

・ 文化祭練習用『真紅の瞳の残像

・他の人同様、詳細なし。

 

■1週目3日目 砂浜 ※サヨリルートで確認

ーーーーーーーーーーー
砂浜

 

気の遠くなるような遠い昔から。
大地の内と外が混ざり続けている場所。
青空の下、喜びが満ち溢れーー
灰色のが落とすのは、解けない暗号。
すぐに道を見失ってしまう世界では、
全てを見つけることだってできるはず。

 

お城が作れるのは砂の湿ったところ。
でもそれは潮の来るところ。
諦めるまで少しずつ、優しく壊してくれる?
それとも瞬きしている間に一気に奪ってしまう?
どちらだって結果は同じ。
それでも人は砂のお城を作るのをやめないの。

 

浜辺に立つ私の足は泡に濡れて。
足先が砂に沈んでいく。
心地良い潮の香り。
吹き付ける潮風は優しく、力強い。
絡みつく泡をもっと感じたくて、私はどこまでも砂を踏
みしめる。
我に返って、砂浜を荒らす遊びをやめたら。
前を向いて、私は陸に戻る。永遠に。
ーーーーーーーーーーー

 

ーー所感・考察ーー

・テーマは「海」。ナツキと共通テーマ。ユリ発案。

・これも考察に自信が無い。

 ナツキの詩からメタ読みすると「ナツキとの関係性(≒現実の世界)」について触れているはず。つまり、「陸」か「海」は、「物語の世界」と「現実の世界(ナツキの存在)」のどちらかである可能性が高い。

 そして波打ち際で佇んでいるという事は、そのどちらの世界に行くのか迷っていているという事を表現していると思われる。砂の城を壊すことを海へ問いかけていたり、潮風や白波の泡に思い馳せているところを見ると「海」側が「物語の世界」なのかもしれない。

 また「海が物語の世界」と考えると『それでも人は砂のお城を作るのをやめないの。』という事が、ナツキが現実へ連れ出そうと行動する事を比喩しているかの表現であるように見える。

 そして『我に返って ~ 前を向いて、私は陸に戻る。永遠に。』と言っているため、ナツキの努力は実ってユリは物語の世界から現実の世界へと目を向ける事が出来たってことなのかなぁと思った。

 

■1週目3日目 橙の下の幽霊 2 ※ユリルート限定

ーーーーーーーーーーー
橙の下の幽霊 2

 

絡みつく私の琥珀色の橙に照らされる。
ひたり。
遠くには、明滅する青緑の橙。
一つの人影が道を横切りーー影はその不気味な輝きを遮
断する。
心臓が早鐘を打つ。影が伸びる。こっちに。こっちに。
陰を落とし視界を遮るように、私は傘を差す。
だが遅すぎた。
街燈に踏み入る彼。私は息を呑み、傘を振り落とす。
橙は明滅する。心臓が早鐘を打つ。彼が腕を持ち上げ
る。

 

時が止まる。

 

琥珀色の橙の明滅だけが、広げる彼の腕の揺れを投影す
る。
明滅する橙と早鐘を打つ私の心臓とが、リズムを重ね
る。
この禁断の感情を屈するために、私をいじめて。
幽霊が温かい心地になるなんて、聞いたことあるかし
ら?
理解を諦め、私は晒う。
理解なんてしていられない。
彼の手に触れる。明滅が止む。
青緑色の幽霊。私の、琥珀色の心臓。
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

・本人談『大事な事が書いてある』

 これもナツキ同様、野暮なことは言わない。*5

・ちょっとだけ改行がずれてるけど、これは動揺というよりはフォントの問題かもしれない。

 

 

 

■2週目1日目 1週目と同様の為、省略

■2週目2日目 車輪 (英名がWheel)

 ーーーーーーーーーーー
回転する車輪。車軸を自転。研削。ボルトヘッド。線状
の変速装置。落ちる空。七本の聖なる杭。 泊まってい
る船。異世界へのポータル。太い縄に縛られた細い縄。
引き裂かれた馬具。放物変速装置。 拡大する宇宙。時
間を取り締まる滑り歯車。神の存在。 四方八方公海で
水泳。 溺死。血で書いた祈り。人間の目を持った時間
を食い荒らす蛇で書いた祈り。すべての生きる目を繋ぐ
糸。聖なる杭の万華鏡。指数的変速装置。 爆裂する星
の空。神が神の存在を反証。 六次元に回転する車輪。
四十の歯車と時計。惑星を回転するごとに一歩進める
時計。 隔回を進めるごとに四十回を進める時計。異世
界への泊まっている 船に繋いだ聖なる杭のボルトヘッ
ド。時計で書いた血の万華鏡。 四十の歯車と 開いた人
間の目四方八方に繋いだ時間を食い荒らす祈り。息吹く
変速装置。息吹くボルトヘッド。 息吹く船。息吹くポ
ータル。息吹く蛇。息吹く神。息吹く血。息吹く聖なる
杭。 息吹く人間の目。息吹く時間。息吹く祈り。息吹
く空。息吹く車輪。
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

・改行は綺麗だからまだ完全には狂ってなさそう。CoCなら不定の狂気くらい。  

・流石に解釈は無理。

 

■2週目3日目 mdpnfbo,jrfp

・今度は読む事すら無理。という事で英語を見てみる。

ーーーーーーーーーーーー
ed,,zinger suivante,,tels handknits finish,,cagefuls basinlike bag octopodan,,imbossing vaporettos rorid easygoingnesses nalorphines,,benzol respond washerwomen bristlecone,,parajournalism herringbone farnarkeled,,episodically cooties,,initiallers bimetallic,,leased hinters,,confidence teetotaller computerphobes,,pinnacle exotically overshades prothallia,,posterior gimmickry brassages bediapers countertrades,,haslet skiings sandglasses cannoli,,carven nis egomaniacal,,barminess gallivanted,,southeastward,,oophoron crumped,,tapued noncola colposcopical,,dolente trebbiano revealment,,outworked isotropous monosynaptic excisional moans,,enterocentesis jacuzzi preoccupations,,hippodrome outward googs,,tabbises undulators,,metathesizing,,sharia prepostor,,neuromast curmudgeons actability,,archaise spink reddening miscount,,madmen physostigmin statecraft neurocoeles bammed,,tenderest barguests crusados trust,,manshifts darzis aerophones,,reitboks discomposingly,,expandors,,monotasking galabia,,pertinents expedients witty,,chirographies crachach unsatisfactoriness swerveless,,flawed sepulchred thanksgiver scrawl skug,,perorate stringers gelatine flagstones,,chuses conceptualization surrejoined,,counterblasts rache,,numerative,,delirifacients methylthionine,,mantram dynamist atomised,,eternization percalines hryvnias pragmatizing,,reproachfulnesses telework nowts demoded revealer,,burnettize caryopteris subangular wirricows,,transvestites sinicized narcissus,,hikers meno,,degassing,,postcrises alikenesses,,sycophancy seroconverting insure,,yantras raphides cliftiest bosthoon,,zootherapy chlorides nationwide schlub yuri,,timeshares castanospermine backspaces reincite,,coactions cosignificative palafitte,,poofters subjunctions,,aquarian,,theralite revindicating,,cynosural permissibilities narcotising,,journeywork outkissed clarichords troutier,,myopias undiverting evacuations snarier superglue,,deaminise infirmaries teff hebephrenias,,brainboxes homonym lancelet,,lambitive stray,,inveigled,,acetabulums atenolol,,dekkos scarcer flensed,,abulias flaggers wammul boastfully,,galravitch happies interassociation multipara augmentations,,teratocarcinomata coopting didakai infrequently,,hairtails intricacy usuals,,pillorise outrating,,cataphoresis,,furnishings leglen,,goethite deflate butterburs,,phoneticising winiest hyposulphuric campshirts,,chainfalls swimmings roadblocked redone soliloquies,,broking mendaciousness parasitisms counterworld,,unravellings quarries passionately,,onomatopoesis repenting,,ramequin,,mopboard euphuistically,,volta sycophantized allantoides,,bors bouclees raisings sustaining,,diabolist sticks dole liltingly,,curial bisexualisms siderations hemolysed,,damnabilities unkenneling halters,,peripheral congaing,,diatomicity,,foolings repayments,,hereabouts vamosed him,,slanters moonrock porridgy monstruous,,heartwood bassoonist predispositions jargoon dominances,,timidest inalienable rewearing inevitably,,entreating retiary tranquillizing,,uniparental droogs,,allotropous,,forzati abiogenetic,,obduration exempted unifaces,,epilating calisaya dispiteously coggles,,vestmented flukily ignifying complished hiccupy municipalize,,pentagraphs parcels sutler excavates,,stardust miscited thankfulness,,fouter pertused,,overpacks,,guarishes hylotheism,,pi

 

Fresh blood seeps through the line parting her skin and slowly colors her breast red. I begin to hyperventilate as my compulsion grows. The images won’t go away. Images of me driving the knife into her flesh continuously, fucking her body with the blade, making a mess of her. My head starts going crazy as my thoughts start to return. Shooting pain assaults my mind along with my thoughts. This is disgusting. Absolutely disgusting. How could I ever let myself think these things? But it’s unmistakable. The lust continues to linger through my veins. An ache in my muscles stems from the unreleased tension experienced by my entire body. Her Third Eye is drawing me closer.
ーーーーーーーーーーーー

・すると、最後辺りの文章はまともで意訳できそう。

(実際は日本語版でも読めるらしいけど無理だった。

 英語の方は法則性があるらしい。その法則性に則ったプログラム作れば読めるね!)

■2週目3日目 mdpnfbo,jrfp ※最後らへんの英語を意訳

・改行はユリの文章のリスペクト。

ーーーーーーーーーーーー
新鮮な一筋の血液が、私の肌を分けるように流れ、そし
てゆっくり胸元を赤く染めていく。
その光景に更に抑えがたい強い欲望が膨らみ、私の呼吸
が早くなっていく。
イメージが消えない。イメージがナイフを私の体へ何回
も運び、犯し、そして更に深みへと導いていく。
そう。何回も繰り返していくうちに、私の頭はどんどん
と狂い始めていった。
突き抜けるような痛みが私の精神を襲うたびに心も狂っ
ていった。


嫌な事だ。絶対に嫌な事だ!

 

私はどうやってその考えを手放す事が出来る?
……答えは自明だった……。

 

繰り返す欲望は私の静脈を見るたび、残忍を考えを運ん
でくる。そして、何度も何度も……。

 

衝動は、私の体が緊張していく事をきっかけに始まる。

 

第三の目は、私を見ている。
ーーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

・ナツキ側で出てきた意味不明な詩「第三の目を開け」の続編と思われる。

 あちらの詩と似通った内容であるけれど、こちらの方が前段の意味不明な文字の羅列も相まって、より切羽詰まっているように思える。この後の展開も考えると、これを書いた後にユリの正気は完全に壊れてしまったのではないかなぁと思った。

・『第三の目』はモニカ?

 

 

 

【モニカ】

Just Monika.

■小ネタ(性格とか、好きな物とか、etc...)

・詩

 ・紙の上の空間を使って遊ぶのが好き。

  『言葉と空間をどう配置するか選択することで、

   詩の雰囲気をガラっと変える事が出来るのよ。』

・好き/嫌い

 ・雨音が好き。ただし、雨に濡れるのはいや。

 ・このゲームのプレイヤーが好き。

 ・「読者の頭に不穏な考えを刷り込めるくらいの記述的」なホラー小説が好き。

  ホラー映画は「単調な驚かし要素だけで構成されている」からそうでもない。

 ・世界中とおしゃべりする事(思いを共有する事)が好き。Twitterの事。

 ・スカートやリボンを見る事や本屋、チョコレートのお店が好き。

 ・文芸部と文芸部員が好きだった。

 ・好きな色はエメラルドグリーン。目の色。

 ・ユリのお茶が好きだった。

 ・初対面の人と話すのが苦手。だから友達を作るのが苦手。

 ・ラップが好き。元は嫌いだった。

  好きになった経緯は文芸的に洗練されていると気付き好きになったらしい。

 

・その他

・高嶺の花系のキャラ。なぜ攻略対象としてゲームに組み込まれていないのか不思議。

・詩を書いている紙は「作文用のノート」。

・ピアノの練習してる。

・3周目で放置するとめっちゃ話してくる。

 本編中の詩についてはそこで大体解説してるような気がする。

 

ーーー3周目ーーー

・文芸部を立ち上げる前はディベート部に所属していた。得た経験は貴重ではあったけれど、部内政治で苦い思い出があるよう。

精神疾患について色々思う所があるっぽい。異様に詳しい。ゲームプレイヤーの事も気づかってくれる。

・自分だけ私服の立ち絵やCGが無いことを残念がっている。かわいい。

 ただし、グッズとして公式絵師の人が書いたものがある。あれはすごいかわいい。

Twitter名は「@lilmonix3」。誰かが作ってくれたらしい。ユーザー名はモニカ案。

・本人は公言していないが、話を聞いてると案外ロマンチスト。

ベジタリアン

・ゲームを閉じたら、あまり精神によろしくない空間に放りこまれるらしいので出来るだけやめてほしいらしい。

・文化祭をやり遂げられなかった事が心残り。

 

■公式サイトのモニカのゲーム紹介

・ねぇ、ちゃんと読んでくれた?

 って言われたので読む。

ーーーーーーーーーーー

文芸部へようこそ!私の夢は大好きなことを通して、特別なものを作り出すこと。新入部員のあなたには、その夢をこの可愛いゲームで実現させるお手伝いをしてほしいの!

部活は毎日お喋りと楽しい活動でいっぱい!

 

一緒に過ごす個性豊かなかわいい部員たちを紹介するわ。

 

幸せを大事にする、太陽のように元気なサヨリ

芯が強くて、ちょっと小悪魔なナツキ。

本の世界に安らぎを見出す、ひかえめでミステリアスなユリ。

そしてもちろん、部長のモニカ!それが私!

 

部員と絆を深めて、文芸部をみんなにとって特別な場所にしましょうね。

でも私はあなたのことをもっと知りたいな。

誰よりも私と一緒に過ごすって約束してくれる?

ーーーーーーーーーーー

 

■1週目1日目 壁の穴

ーーーーーーーーーーー
壁の穴

 

私の仕業じゃない。
ほら、補修材がこっちに突き出しているもの。
口煩い隣人が?鬱憤の溜まった彼氏が?見当もつかない。私は家に居なかったし。
手がかりを求め中を覗く。
しまった!何も見えない。日に晒されたフィルムのように目が眩み、後ずさる。
だが手遅れだった。網膜には。
既に無意味な情景が焼き付いて離れない。
ただの小さい穴。明るすぎた訳ではない。
深すぎたのだ。
全てに、永遠に通じている。
無限の選択肢を持つ穴。
私は中を覗いてなどいなかった。
外を覗いていた。
そして彼が、向こう側から、中を覗いていた。
ーーーーーーーーーーー

 

ーー所感・考察ーー

 ・最近悟りがあった事についての詩。

 単純にプレイヤー側の世界が見えてしまって、自身の世界が作られたの人物であるのを自覚した瞬間の事だと思われる。

 

・モニカのワンポイントアドバイス

 『詩や物語を書いている最中に、つい細部まで執着しちゃうかもしれないけれど……
  完璧に仕上げることに拘ってしまっていては、全然先に進まないわ
  とりあえず紙に書いてから、後で片付ければいいのよ!
  これについてもう一つアドバイスがあるわ!
  ずっと同じ場所にペンを構えていても、出来るのはただの大きなインク溜まりだけ
  とにかく手を動かして、流れに乗ろう!』

 

■1週目2日目 私をセーブして

ーーーーーーーーーーー
私をセーブして

 

止めどない
まばゆく、綺麗な
輝き、膨らみ、つんざく
赤、緑、青
止まない
不協和音
意味のない
雑音

 


止めどない雑音。
荒々しく、耳障りな波形が
軋み、叫び、つんざく
サイン、コサイン、タンジェント
  ターンテーブルの上で黒板を奏でるように
    ピザ生地の上でレコードを奏でるように
止まない

意味のない

 

 

 

 

 

 


私をロードして
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

・改行数は多分あってるはず。 

・本人談

 「行を短く書くことでノイズが被さって話しているように表現したかった。」

・『雑音』を波形と表していたり、『止まない 詩』の後に『意味のない』なので『詩』を意味のない事と評している事から多分、ゲーム世界への絶望を綴ったものと思われる。

 後は「セーブして」とか「ロードして」って言ってるのは、私を攻略対象として見てという切実な願いと思われる。

 ちなみに絶望や攻略対象についての話は3周目で話しているので必見。


・モニカのワンポイントアドバイス

 『どこかで難しい選択を迫られることがあるかもしれないわ……
  そんなときは、ゲームをセーブするのを忘れずにね!
  いつどうなるかなんて誰にも分からない……

  あなたの考えが変わるかもしれないし……
  ……予想もつかない何かが起きるかも!』 

 

・文化祭用の詩『彼らの羽ばたいていくところ』

・他の人同様内容は不明。

・モニカは外の世界についての詩が多いのだが、この詩はタイトルからその感覚が感じ取れない。もしかしたら、電子データである文芸部員に対しては、自身の詩を見せていないのかもしれない。

 交換会では、主人公の時以外の時は上書きかなんかで電子データとして元々記録されていたものを見せていたのかもしれない。更に疑うと、その人のコンプレックスを悪化させるような詩をそれぞれに見せていた可能性もありそう。

 

■1週目3日目 全てを知る女性

ーーーーーーーーーーー
全てを知る女性

 

地上のどこかを渡り歩く女性の、古い言い伝え。
全てを知る女性。
全ての真理を突き止めた美しい女性。
全ての意味を、
全ての目的を、
今まで抱えて来た全て望みを。

 

そして、私は一枚の

 


       羽根

 


風の流れのままに、宙をたゆたう。

 

日毎夜毎に、探し求める。
伝説などあり得ないと悟りながら、暗い先行きの中
を探し求める。
それでも何もかもが過ちで、
誰もかもが見放した時には、
最早伝説しか残されていないーー薄明の空に紛れる
最後の星影なのだ。

 

ついにある日、風が凪いだ。
私は降りる。
降りて降りて、いつまでも降りていく。
羽根のような静けさで。
乾いた羽軸は無機質に。

 

だが、親指と人差し指が私を摘む。
美しい女性の手。
彼女の瞳を見ると、その視線は途方もない。

 

全てを知る女性は私の考えていることを知ってい
る。
私が物を言う前に、虚ろな声で彼女は答えた。

 

「私は全ての真理を得ましたが、どれもこれも存在
しなかったのです。
意味など存在しない。
目的など存在しない。
私たちが望むのはいつだって実現し得ないもの。
私はあなたの伝説ではありません。
あなたの伝説は在り得ません。」

 

そして彼女が息を吹きかけると再び宙を舞い、一陣
の風が私を連れ去る。
ーーーーーーーーーーー

 

ーー所感・考察ーー

・本人談

 何かを学んだり、答えを求めようとすることが人生に意味を与える。そんな事を思ったからそれを書いたらしい。
 『ある意味矛盾しているわよね
  だって全ての答えを知っていたら、

  この世界に意味なんて無くなっちゃうんじゃないかしら?
  もし人生で何事も無かったら……
  書くこともなくなっちゃうんじゃないかしら?』

・3周目モニカの言葉を聞いていたらわかるが、モニカは自身がゲームの中の存在だと気づいた瞬間全てが虚無に感じたらしいので、その事が書いてあると思われる。

 『全てを知る女性』は「今のモニカ」で、

 『私は一枚の羽根』は「ゲームの中のキャラとしてのモニカ」として詩の中で対話してるのかなぁと考察。


・モニカのワンポイントアドバイス

 『自分の作品はいまいちなんじゃないか、

  なんて恥ずかしがって他の人に見せられないなんてことはないかしら?
  頑張って作ったものに緩い反応しかもらえなかったら、がっかりするものね
  でも他の執筆が好きな人と知り合えたら、見せ合うのも楽になるわよ!
  だってその作品の良し悪しだけじゃなくて……
  その作品に注がれた全ての要素を検討して、

  どうすれば良くなるのかということに集中することができるから
  その方が励みになるし、上達するモチベーションにもなるわね
  そうなると、まるで自分達だけの小さな文芸部みたいよね?』

 

■2週目1日目 壁の穴 ※続編

ーーーーーーーーーーー
壁の穴

 

だが彼は私を見てはいなかった。
混乱した私は、必死に辺りを見回す。
でも、私の焼けた眼ではもはやすら分からない
誰かこの部屋にいるの?話しているの?
それとも単に紙上に詩を綴っていて、
そのペンを滑らせ奏でる狂った音色が私の耳に悪さ
しているの?
部屋に皺が走る。
私に迫る。
私の吸った空気が、肺に到達する前に霧散する。
戦慄する。ここからでなければ。
すぐそこに。彼はすぐそこに。

 

恐怖を飲み込んで、私はペンを振りかざした。
ーーーーーーーーーーー

ーー所感・考察ーー

・1週目と同じく、最近悟りがあった事についての詩と言っている。

 ただ内容自体は1週目の続きに見える。

・3周目モニカが、自身の世界に虚無を覚えたときに「正気を保つために最初は詩を書くかもね」と言っていたから、虚無を感じた瞬間とそれに克服しようと試みた時の話なのかもしれない。

・ワンポイントアドバイスは1週目と同じ。

 

■2週目2日目 私をセーブして ※差分あり

 ーーーーーーーーーーー
私をセーブして

 

止めどな 
まばゆく、綺 な が
 き、膨ら 、つんざく
赤、緑、青
止 ない
不 協 和 音
意味のない
雑音


止 め ど ない雑音。
荒 々しく、耳障り  形が
 み 叫 、つんざく
SINE、COSINE、TANGENT
  ター テー ルの上で黒  奏 るように
    ナ イ フ で 胸 郭 の 喘 ぎ を奏でるよう

  ない

意 のな

 

 

 

 

 

 


彼女を消して
ーーーーーーーーーーー

 

ーー所感・考察ーー

・1週目と似てるので機械的に差分抽象してみた。(左1週目、右2週目)

 黄色の行が差分がある行。赤字や薄い黄色が差分箇所。

 灰色の行が元の詩に無かった行。

f:id:nanatsumisou:20180905103501p:plain

・大体の差分は1週目の詩から抜け落ちている感じ。

 ただし、例外が3つ。

  ①空白が入ったのは『止めどない雑音』、『不協和音』の2つ。

  ②何でか英語に変換されてる『サイン、コサイン、タンジェント』。

  ③『ピザ生地』の行が大きく変わっており、『ナイフ』が登場している。

・①については良く分からない。空白で遊ぶのが好きという事を考えると、モニカが本当に心がきついという事を強調しているのかもしれない。*6

・②についてはちょっと個人的な話から。

 昔、「正弦・余弦の加法定理」を覚えるポイントで、SINE(sin、サイン)は「死ね 」で覚えたって数学の先生が言ってたのを思い出した。そして、MON-IKAのダジャレとかから、もしかしてそれと同じ部類のダジャレなのかなって思った。

 そうだったらモニカも怖いけど、数学の先生の方も怖い。

・③『ナ イ フ で 胸 郭 の 喘 ぎ を奏でるようには、続く『彼女を消して』とコラボしていて、どちらともユリの事を書いていてると思われる。というのも、この頃のユリはモニカにも止められない程暴走していたので、鬱憤が溜まっていてもおかしくはない筈。ちょっと強引な考察かも。

・ワンポイントアドバイスは1週目と同じ。

  

■2週目3日目 ーーー

f:id:nanatsumisou:20180904050318p:plain

 

ーー所感・考察ーー

・何が『もう! びっくりした!』だ! こっちがびっくりした!

 3周目モニカより、なんか試みて失敗して画面のようになったらしい。自由か!

・ワンポイントアドバイスはなし。

 

■2週目最後の日 Hi,Monika here!

・ユリが倒れてる時のヒストリー。改行はヒストリーでの改行。

ーーーーーーーーーーー

文芸部へようこそ!私の夢は大好きなことを通して、特別なものを

作り出すこと。新入部員のあなたには、その夢をこの可愛いゲーム

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私!部員と絆を深めて、文芸部をみんなにとって特別な場所にしま

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なたには、その夢をこの可愛いゲームで実現させるお手伝いをして

ほしいの!部活は毎日お喋りと楽しい活動でいっぱい!一緒に過ご

す個性豊かなかわいい部員たちを紹介するわ。幸せを大事にする、

太陽のように元気なサヨリ。芯が強くて、ちょっと小悪魔なナツ

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芸部をみんなにとって特別な場所にしましょうね。でも私はあなた

のことをもっと知りたいな。誰よりも私と一緒に過ごすって約束し

てくれる?文芸部へようこそ!私の夢は大好きなことを通して、特

別なものを作り出すこと。新入部員のあなたには、その夢をこの可

愛いゲームで実現させるお手伝いをしてほしいの!部活は毎日お喋

りと楽しい活動でいっぱい!一緒に過ごす個性豊かなかわいい部員

たちを紹介するわ。幸せを大事にする、太陽のように元気なサヨ

リ。芯が強くて、ちょっと小悪魔なナツキ。本の世界に安らぎを見

出す、ひかえめでミステリアスなユリ。そしてもちろん、部長のモ

ニカ!それが私!部員と絆を深めて、文芸部をみんなにとって特別

な場所にしましょうね。でも私はあなたのことをもっと知りたい

な。誰よりも私と一緒に過ごすって約束してくれる?誰よりも私と

一緒に過ごすって約束してくれる?誰よりも私と一緒に過ごすって

約束してくれる?誰よりも私と一緒に過ごすって約束してくれる?

誰よりも私と一緒に過ごすって約束してくれる?誰よりも私と一緒

に過ごすって約束してくれる?誰よりも私と一緒に過ごすって約束

してくれる?誰よりも私と一緒に過ごすって約束してくれる?誰よ

りも私と一緒に過ごすって約束してくれる?誰よりも私と一緒に過

ごすって約束してくれる?誰よりも私と一緒に過ごすって約束して

くれる?誰よりも私と一緒に過ごすって約束してくれる?誰よりも

私と一緒に過ごすって約束してくれる?誰よりも私と一緒に過ごす

って約束して

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・公式サイトのモニカの紹介文と同じ。

 

■3周目 ハッピーエンド

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ハッピーエンド

 

ペンを手に取り、自分の力を見出す。
勇気は私にただ一つのを授けた。
一緒に、こんな壊滅した世界は断ち切って
私たちのファンタジーを綴って行きましょう。

 

ペンの一振りで、失ったものが彼女の元へ辿り着
く。
無限の選択肢が連なる世界で、出会えたこの特別
日を見届けて。

 

やっぱり、
楽しい時間に限りがあるというのは、例外もあるの
ね。
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ーー所感・考察ーー

・1週目のナツキやユリ固有ルートの告白詩と同じく、モニカルートの告白詩と思われる。まあ告白と言っても「好き」って意味と「ゲームぶっ壊した」って意味を両方含んだ告白だけど。

・意図したかは分からないが全員分の好きな言葉が使われてる。

・3周目モニカの話を聞いていると時々自分がやったことに対して自身の心が揺れているのが分かるので『楽しい時間に~』の下りは自棄になってるように見えてしまう…。

 

・おまけ

ここまで読んだ人向けのおまけ記事。

3周目のモニカ台詞集(見つけれたものだけ)

 

サヨリ/4週目】

・『これが、初めからわたしの一番の望みだったんだ』

 TUREより。詩ではないけど、感動の場面。これより後は自身で確認を。 

 

【おわり】

Thank you for making "Doki Doki Literature Club"!

 

『寂しくなるね、また遊びに来てね?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【妄想 DDLCが普通のゲームだったらとして】

 おまけ。本編とは一切全然関係ないので読まなくて大丈夫。

 これが恋愛シミュレーションゲームとして正常に機能していると考えると、各ルートはどうなるのだろうって話。

 恋愛シミュレーションゲームはこれ以外にした事はないけれど、一時期Web小説で流行っていた「恋愛シミュレーションゲームに転生してしまった」系の小説をかなり読み込んでいた時期があったので、その程度の知識での妄想。

 

■モニカ

 前提として、彼女自身が自分の事を「このゲームでは非攻略対象」と明言していたので、きっと恋のキューピット的な立ち回りをする役だったのかもしれない。あれ。ファンディスクとして攻略対象になるタイプ。という事で最初に書く。

 

 全然関係ないことから始まるが、公式のツイートのこの2枚目の、雨の中のモニカの嬉し泣きの顔がかわいすぎてヤバ過ぎる。かわいい。

 3周目のモニカとの雑談で「雨や雨音を聞くのが好き(※ただし濡れるのはいや)」ってあるのでなんというか、とてもエモい状況だなぁと思った。

 ちなみにこのデート集は一人一人タペストリーが公式から販売されてたりするので、気にいったら買ってみよう!

 ああ、モニカ単体の恋愛シミュレーションゲームでないかな。まあDan氏がアンチテーゼ好きだから、この作品系統のゲームがたくさん出てきたら、それへのアンチテーゼで、って感じにならない限り出ないだろうな…。という事でモニカのタペストリーを買ってみた。*7楽しみ!

 

・本題。ファンディスクで彼女が攻略されるとしたらの話。

 1週目1日目の詩を読むと「彼氏」とかいう単語が出てきている。

 公式で攻略対象でないのは、この彼氏がいるからなぁと思ったけれど、ゲーム紹介文の自己紹介や本編中での彼氏の存在の否定を見ると、詩の方は比喩表現か、英語的な言い回しとかそういう奴なのかもしれない。

 そして同様の詩から、何気に1人暮らしのように見える。

 本編で存分に発揮していた独占欲や、文芸部員が大好きだっていう事実を合わせると、案外寂しがり屋なのかもしれない。

 という事で、もう3周目で色々言っていた事を実践してあげれば、普通に攻略できそう。さっき紹介したようなタペストリーのシチュエーションとかね。

 

サヨリ

 鬱はこのゲームが始まる前の話からだから、本来のラスボスな気がする。

 しかもサヨリの夢って、この作品でいう、文芸部部長ポジ(メタポジ)にならない限りは実現する事って結構難しい気がする。

 うーん。

 まあでも、本作モニカは闇落ちしてたから鬱を促進してたけど、本来モニカは前述の通り、恋のキューピット役だったはずなので、その手引きもあって、主人公を含めたみんなが仲良くなって、その状態で、サヨリが主人公へ好意を寄せているということを部員から認知され、部員全員から祝福してくれた事により、自尊意識を少しずつ取り戻そうと前向きになってエンディング、みたいな感じかな?

 なんか通常だったゲームの世界線でも、選択肢ミスったら○○しそう。

 

■ナツキ

 2つ解決するべきことがあると思う。

 1つ目は、漫画趣味への周りの認識についての解決。

 まあ、2人の中で閉じるのもいいけど、ナツキが気にしている事なので、主人公の性格的にその状況を許すことができなさそうだから、カップケーキとか漫画の素晴しさを起点に解決するイベントがありそう。

 2つ目は家庭環境。

 パパがこわい。あんまりモニカが介入していなさそうな1週目でも「パパに何されるかわからない」とか言ってる辺り、デフォがかなりひどい状況な気がする。

 その状況下については、モニカの影響を受けているとはいえ、本作中のナツキらしき特殊詩を見ると惨状がなんとなく分かる。

 とりあえず母親についての言及が一切ない為、現時点ではもう母親はいないように思える。これら点をを踏まえると、DVかなんかで母親が蒸発して、その矛先がナツキに向かっているのかな?

 それの解決方法としては家庭の事情という事もあり、介入ハードルがかなり高そう。

 多分、もう説教して治るレベルではない気がするので、その線はなし。

 とすると、主人公ができるかは微妙だけど、DVをしている事を逆手にとって裁判沙汰にして、家庭事情を解決したうえで、2人で逃げ出して新天地でナツキと正式に同棲とかするとか?

 んー、文芸部としては全くハッピーとは思えないので微妙だなぁ。まあ、サヨリルートが全員幸せにしなきゃ行く事の出来ないTRUEエンドとして、ノーマルエンド的立ち位置だと考えればありっちゃありなのかな?

 

■ユリ

 まず前提として、自傷行為は以前からやっていて、本の中にしか友達がいない。

 だからこの2つを解決する必要がありそう。

 ただ別にナツキと違って、ユリは必要最低限の人が理解していればよさそうなので、TRUE4週目みたいに主人公を含めた文芸部員が理解してくれればいいのかも。

 あとは自傷行為

 まず主人公がユリの自傷行為を発覚するシチュエーションについて考えると、文化祭前日の様に主人公宅に訪れたときに袖を隠したから、その後も主人公がユリに関わる内に似たような光景を何回か見る事で、徐々に主人公が不思議に思って見つける感じかなぁ。

 自傷癖を治す方法。

 これはちょっと強引だけど「そんな事より楽しいことを教える」みたいな事言って、ユリルートなら恋愛で、サヨリルートならナツキ、モニカ、サヨリと一緒に外の世界での楽しみを教えてあげて上書きって感じかな。

 ユリルートはそのまま2人で恋愛をして、ナツキと同じくノーマルエンドになるって感じ。

 

■ゲームの流れまとめ

まとめるとこうかな。

 ①ユリやナツキ、モニカと仲良くなる。

 ②ナツキの家庭事情を解決して、ナツキが不安から解放される。

  →ナツキと一緒に逃亡することを選ぶと「エンド1 ナツキ」

 ③ユリの自傷癖に気が付く。

 ④ナツキやモニカ、サヨリに相談し、楽しい事で上書きさせてあげようと、

  各人が外の世界に連れ出して面白い事を教えてあげる。

  (それは5人一緒でもいいし、個人的にでもいい感じ)

      →で、この時、主人公と2人でいるときに「恋愛的な面白さを教える」、

     みたいな選択肢を選べば、「エンド2 ユリ」

 ④ここら辺でサヨリが主人公がみんなと仲良くなるのを見て、

  望んだ光景で嬉しい気持ちがあるのだけれど、

  それと同時に自身の中のなにかがチクチクしていることに気付き、

  どんどんと主人公を避けるようになり、

  それを不思議に思った主人公が本作の様に家を訪ねて鬱をカミングアウトされる。

 ⑤主人公はサヨリと向き合い、その気持ちの正体(本作TRUEで言ってたこと)を

  はっきりと自覚させ、それを解決するように部員のみんなに相談し、

  鬱ではあるものの、少しは前向きな気持ちになる事が出来て解決。

  その状態で部員に「サヨリが好きなの?」と問われ、

   →好きだと言ったら「エンド3 サヨリ

   →親友だと言ったら「エンド4 文芸部」

 ⑥ファンディスク「モニカルート」を入れていた場合、

  上記各場所で、モニカとのデートイベントが発生。

  それを全部回収した場合、「エンド4 文芸部」の道を選ぶと、

  サヨリ鬱解決後に、サヨリから「モニカちゃんの事、好きなんでしょ?」

  と問われる新たな分岐が追加される。

  ここで好きだと言ったら「EXエンド モニカ」

 

面白そう。二次創作かなんかで作ってみたい気持ちはある。

妄想なので、もしこの内容を参考に作りたい人がいればどうぞ。

 

最後に。

ここまで読んでくれた方、妄想にお付き合いいただき本当にありがとうございました。

これはあくまで一個人の考察&妄想なので、皆さまもこの作品に思いを馳せて、色々吸収して、何かしらの形で創作等して頂けたら、(モニカも創作は積み重ねという言葉を発していたので)もしかしたら作者様方の制作冥利に尽きるかもしれません。

では。Bye~

 

*1:某犬のバンド、アルバム『三日月ロック』の歌詞カードリスペクト

*2:私はこれで結構疲れたので、また気が向いたらやるかもしれない。

*3:wikiより、生態系を壊すからかな?

*4:というか詩で言ってるけど

*5:でもこれを一瞬で意味が分かった主人公はすごいと思う

*6:『止めどない雑音』はキャラ達の声、『不協和音』はサヨリがいなくなってしまった結果暴走するキャラ達?

*7:モニカ単体は$19+運送料$7弱で$26くらい